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「あれはなんだったんだろう」 初来日のイタリア人が思い出せなかった和スイーツ 「しょうゆっぽい味がする」食べ物とは
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繊細な味わいだけでなく、盛りつけなど美しい見た目で、世界中から高い評価を得ている日本食。なかでも日本の伝統的な和スイーツは、多くの外国人観光客を魅了しています。イタリアから初めて日本を訪れたカップルも、和スイーツを堪能。そんななかで、あとから「なんだったんだろう」と感じたスイーツがあるといいます。それはいったい、どんなスイーツだったのでしょうか。
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漫画やゲームがきっかけで実現した日本旅行
初めて日本を訪れている、イタリア人のルチアさんとジャンマルコさん。東京を拠点に鎌倉をめぐり、その後は大阪と京都をベースに奈良や金沢にも足を延ばす、10日間の旅です。
「漫画が好きだったのもあったし、ゲームに文化、食にも興味があってね」と、笑顔を見せるジャンマルコさん。
その横で、ルチアさんもうなずきます。「日本に来るのは彼の夢だったし、私も来たらとてもエンジョイしている。それに、うまくスケジュールも組んでくれたから」と、すっかり満足した様子です。
ゴマアレルギーがあるイタリア人
日本旅行を満喫しているふたり。そのなかで、ルチアさんはさまざまな和スイーツを堪能したといいます。
「実は私がゴマアレルギーなの。だから、食べるものはけっこう気をつけていて……。日本食は使われているものが多いから、スイーツをたくさん食べているの」
ゴマは、和食によく使われる食材のひとつ。アレルギーがあるルチアさんは、食事選びに気をつけながらも、日本の和スイーツを積極的に楽しんだようです。
「餅やどら焼き、抹茶ドリンクも飲んだね」とジャンマルコさん。ふたりは日本の伝統的なスイーツを味わい、その魅力を実感していました。
そんななか、ジャンマルコさんは「あと、あれはなんだったんだろう。串に刺さってて、しょうゆっぽい味がする食べ物があったんだけど……」と、ある和スイーツの名前を思い出せない様子。写真を見せてもらうと、串に刺さったみたらし団子と磯辺焼きのことでした。
みたらし団子は、もちもちとした食感の団子に甘辛いしょうゆベースのタレが絡んだ、日本の伝統的な和菓子。磯辺焼きは、焼いた餅にしょうゆを塗って海苔を巻いたものです。どちらもしょうゆの風味が特徴的で、日本人にはなじみ深い味でしょう。
イタリアにはない独特の食感と、甘辛い、あるいは香ばしいしょうゆの風味が、ルチアさんとジャンマルコさんの記憶に強く残ったようです。アレルギーに配慮しながらも、日本の多彩なスイーツを楽しんでいるルチアさん。これから訪れる京都や大阪でも、新たな和スイーツとの出合いが待っているかもしれませんね。
(Hint-Pot編集部)
