話題
「これデザートじゃなくてごはんだよ!」 フランス人が驚愕するも…絶賛した日本のスイーツとは
公開日: / 更新日:

四季の美しさを表現し、繊細な甘さで心を癒やす日本の和菓子文化。その奥深い魅力は海外からも注目を集め、外国人にとって、新鮮な驚きと感動に満ちた体験になることも少なくありません。YouTubeチャンネル「天然彼女エヴァちゃん」を運営する、日本人のりゅうさんは、フランス人のエヴァさんに和菓子を食べてもらうことに。エヴァさんの反応が反響を呼んでいます。
◇ ◇ ◇
ケーキを期待していたエヴァさん
日本に住んで3年のエヴァさん。フランス人ですが、実は父親がイタリア人で、ヨーロッパの菓子文化にも精通しています。そんなエヴァさんに、りゅうさんが「スイーツ買ってきた」と声をかけました。
「どんなケーキ買ってくれた?」と興味津々のエヴァさん。りゅうさんが取り出したのは、あんこときなこのおはぎでした。
ケーキを想像していたエヴァさんは、表情を曇らせます。「何これ」と首をかしげ、「中にスポンジケーキとかクリーム入ってんの?」と質問。りゅうさんは「お米が入ってる」とシンプルに説明しますが、エヴァさんは「これデザートじゃなくてごはんだよ!」と声を上げ、戸惑うばかりです。
あんこときなこで態度が一変「めっちゃおいしいよ」
半信半疑ながらも、まずはあんこのおはぎをひとくち食べたエヴァさん。すると、目を丸くして「おいしいなぁ」と予想外の言葉が飛び出しました。あんこの優しい甘さと、もちもちとした食感に驚いた様子です。
続いて、りゅうさんが「きなこのほうが好きかも」とすすめると、エヴァさんはきなこのおはぎにも挑戦。口に運んだ瞬間、さらに驚きの表情を見せます。
「ん~、こっちのほうが好き。めっちゃおいしいよ」と絶賛。「口に入って、超やわらかくて、甘すぎないし、日本の和菓子すごいよ」と、感動を隠し切れません。
すっかり和菓子の魅力にハマってしまったエヴァさんは、“追いきなこ”をするほど夢中に。かけすぎたきなこで「ゴホッ」とむせる“あるある”も体験しました。
おはぎの歴史は古く、平安時代にはすでに存在していたとされ、もともとは「萩の餅」と呼ばれていました。秋の七草のひとつであるハギの花が咲く頃に食べられていたことから、その名がついたといわれ、春は「ぼたもち(牡丹餅)」と季節で呼び方を変える日本らしい風習も残っています。仏教の彼岸の時期に、お供え物として親しまれてきたおはぎは、単なるお菓子を超えた文化的意味も持っているのです。
動画のコメント欄には「他国の文化を素直に理解できる人は素晴らしいですね!」「おくちに合って良かったです!」「外国人にとって日本の食べ物びっくりするものばかりだから大変だね」といった声が寄せられています。
(Hint-Pot編集部)
