いぬを多頭飼いをしていると、「なぜそんなことに？」と思う光景を見かけることがありますよね。X（ツイッター）では、“兄いぬ”の顔の上に座る“弟いぬ”の姿が話題となっています。どうしてそんなことになってしまったのか、いぬたちの関係について飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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“兄いぬ”の顔を座布団にしてしまった“弟いぬ”

「顔に座る価値観すごくてびっくりする」

　そんなコメントとともに投稿された写真には、2匹の柴犬が写っています。手前でおすわりをする白柴。ところが、そのおしりの下にはなんと赤柴の顔があります。

　座布団のように顔の上に座られてしまった赤柴は、ややあきらめたような表情をしています。なぜそうなったのかは、飼い主さんにもわからないそうです。

　投稿は大注目を集め、12万件の“いいね”が。リプライ（返信）には「急所をあずける　信頼の証だそうですよ」「互いにどんな感情なのか気になる」「それはイスじゃなくて、フェイス！」などの声が寄せられています。

「恐らくうに太がぽん太のことを好きだから」

　座っていた白柴は「うに太」くん。生後7か月の男の子です。まだまだ子いぬらしく、普段からわんぱくな性格だといいます。

　一方、顔に座られていたのは赤柴の「ぽん太」くん。優しくて少し臆病な2歳の男の子です。家族全員が柴犬好きだったことから、2匹をお迎えしました。

　うに太くんは“兄”のぽん太くんが大好きで、飛びついてはよく怒られているそうです。ぽん太くんはあきらめるときもあれば、反撃するときもあり、反応はまちまちとのこと。

　普段から本当の兄弟のような2匹。うに太くんがぽん太くんの顔の上に座るのも、いつもの光景だといいます。うに太くんがぽん太くんの顔に座る理由は不明ですが、飼い主さんは「恐らくうに太がぽん太のことを好きだから」と推測しています。

　それぞれの気持ちについて聞くと、うに太くんは顔に座っている自覚すらないようです。一方のぽん太くんはただ耐えているように見えるとのこと。2匹の関係性について、飼い主さんはこう話します。

「うに太はぽん太のことが大好きで常にくっついて行動しています。ぽん太は最近ようやく慣れてきて一緒に寝たり、遊んだりできるようになってきました。でも、ぽん太からは少し距離を感じます」

　その後、うに太くんがおもちゃ遊びに移動すると、ぽん太くんはしぼんだ顔をしていました。距離を感じつつも、“弟”がいなくなると少しさみしいのかもしれませんね。2匹の絆は確実に深まっているようです。

　飼い主さんはYouTubeチャンネル「ぽん太とうに太」で、2匹の日常を発信しています。2匹の愛らしいやり取りが見られそうですね。

○取材協力：ぽん太とうに太（@pontaunita）さん

（Hint-Pot編集部）