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「実際に経験すると地獄のよう」「術がないよ」 ウクライナ人やカナダ人、アメリカ人が絶句した日本特有の過酷すぎる環境とは【2025年まとめ】
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2025年、訪日外客数が過去最高を記録し、日本はかつてないほど多くの外国人観光客を迎える一年となりました。日本の美しい文化や景観に感動する声が相次ぐ一方、真夏の日本を体験した外国人たちは、その想像をはるかに超える過酷さに驚きと戸惑いを隠せなかった人も多かったようです。観測史上最も暑かった今年の夏、外国人観光客が体験した、3つの“衝撃”を振り返ります。訪日リピーターも苦笑する日本独特の夏事情とは、いったいどのようなものなのでしょうか。
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「日本にはいろいろな自然があってうらやましいわ」
○「実際に経験すると地獄のよう」 ウクライナ人が3年間の日本生活で実感 過酷だと思ったこととは
京都に3年間暮らしていたという、ウクライナ出身のオクサナさん。日本生活でとくに驚いたのは、夏の暑さでした。「日本に来る前から、日本の夏が暑いことは知っていたわ。でも、こっちに来て実際に経験すると、地獄のような暑さだった」と語ります。
とくに京都の夏は、盆地特有の蒸し暑さが体にこたえます。高温多湿の気候に慣れていない地域から来たオクサナさんにとって、日本の夏は想像以上に過酷に感じられるようです。
オクサナさんは、日本の夏の厳しさに戸惑いながらも、その強烈な暑さがあるからこそ、四季の移ろいや自然の表情がはっきりと感じられることに感動した様子。
「日本にはいろいろな自然があってうらやましいわ。北のほうには雪があるし、南のほうに行けばリゾートのようなきれいな海がある。それはウクライナにはないの」と、日本の四季や自然の豊かさを称賛しました。
「本当に暑い」とうんざりした表情に

○カナダ人「術がないよ」 母国と比べた日本の過酷さ 「まあひどいよね」と苦笑いを浮かべたワケ
今年7月1日から家族で17日間滞在していた、カナダ人のシオさん。日本へ来るのは今回が初めてでした。
日本各地では、例年より梅雨明けが早い地域が続出。気温が急上昇することも増え、話を聞いた日の東京は、今年初の猛暑日を記録しました。
「自分がカナダで住んでいるエリアは、夏でも最高気温は25度くらい。だから日本のこの暑さは、うーん……まあひどいよね(苦笑)。本当に暑い」
高温多湿な日本特有の気候に、うんざりした表情を見せたシオさん。故郷のアルバータ州はカナディアンロッキー山麓に位置し、冬はマイナス10度前後、夏も25度前後と、日本よりも約10度低い気温です。
「とにかくエアコンが効いているところを見つけるか、水分をたくさんとるしか術がないよ」と苦笑いを浮かべていました。
