海外ニュース
「理想的な映画の上映時間は92分」 3時間の超大作『国宝』をアメリカ人はどう見たか
公開日: / 更新日:

アメリカ映画界最大のイベント、第98回アカデミー賞授賞式が15日(日本時間16日)に開催されました。日本からは、興行収入200億円を超えた大ヒット映画『国宝』が、日本映画として初めてメイクアップ・ヘアスタイリング賞にノミネート。惜しくも受賞は逃したものの、世界的な注目を集めた話題作を、現地の人々はどのように受け止めているのでしょうか。
◇ ◇ ◇
長すぎると感じたアメリカ人が多い?
米アカデミー賞のメイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネートされた映画『国宝』。結果は受賞こそなりませんでしたが、ノミネートをきっかけに世界的な認知が広がり、日本の歌舞伎という文化に関心を持つ人も増えたと考えられます。
では実際のところ、アメリカで『国宝』はどう捉えられているのか? アメリカ在住の筆者が実際に映画館に足を運んでみて感じたことや、海外掲示板サイト「Reddit」や映画情報サイトに寄せられたレビューをもとに、その受け止められ方を探ってみました。
まず話題に上がっていたのが、3時間という上映時間の長さです。筆者の周囲でも「長い作品は少し身構えてしまう」という声があり、鑑賞前のハードルになっているケースもあるようです。実際にハワイの映画館を訪れた際は、観客の多くが在米日本人という印象でした。

アメリカの調査会社がアメリカの成人2000人を対象に行ったリサーチ結果によると、「理想的な映画の上映時間は92分」だったとか。アカデミー賞作品の上映時間は平均2時間22分といわれているので、上映時間だけでいうと、『国宝』はアメリカ人に敬遠されてしまうかもしれません。
ネットの書き込みにも「素晴らしい映画だったが、2時間半が経過した頃に『長いなぁ』と感じた」というものがありました。しかし、「3時間とは感じさせないほど、素晴らしい映画だった」とのコメントが多くを占め、作品に引き込まれたという感想も少なくありませんでした。