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会計で困り果てたオランダ人カップル→「僕が払います」 世界を渡り歩いた日本人が粋な計らい “善意のリレー”の約束に感動の声
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なにげなく過ごしている日常にある、言葉の壁や文化の違い。そこから生まれる小さな困り事も、誰かの差し伸べた手によって、一生の思い出として劇的に変わることがあります。スレッズに投稿された、ある日本人男性とオランダ人カップルの心温まる交流が、6.7万件の“いいね”を集め、大きな感動を呼んでいます。投稿者さんに詳しいお話を伺いました。
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窮地のカップルを救ったひと言
ある日、日本の中華レストランで夕食を取っていた投稿者さんは、隣り合わせたオランダ人カップルが会計で困り果てている場面に遭遇しました。カップルはカードやキャッシュレス決済が使えず、ATMでも現金が引き出せない状況だったそう。
「現金を持ってないんですけど、どうしたらいいでしょう……」と事情を打ち明けると、店員さんとの間に重苦しい空気が流れます。そこで、投稿者さんは迷わず「僕が払います」と声をかけました。
投稿者さんの粋な計らいに、カップルは涙を浮かべて感謝。「本当に感謝しています」「オランダで困っている外国人がいたら、絶対に助けます」と約束してくれたといいます。
そして別れ際に、カップルはカバンを漁って見つけた「今日買った飴」を投稿者さんにプレゼントしてくれるという、なんとも微笑ましく温かい交流が生まれました。
「こうやって、おもてなしのリレーが続いていけば、世界はもっと平和になる気がする」と綴り、カップルと一緒に撮った写真を投稿。すると、6.7万件の“いいね”が集まりました。
リプライ(返信)には「『恩を受けた人に返すのではなく、次の誰かへ渡す』──その連鎖が静かに世界を優しくしていく。旅をしてきた人ならではの行動だと思います」「素晴らしいです」「こうやって世界が回っていったら、きっと平和な世界になるのに」といった声が上がっています。
「困っている外国人に必ず手を差し伸べる」の約束に感動

実は、12年かけて90か国を旅してきたという投稿者さん。自身も世界各地で知らない人に助けられてきた経験から、「日本で困っている外国人を見つけたら必ず助ける」と心に決めていたそうです。
今回の状況を振り返り、「彼らが『オランダに帰ったら、困っている外国人に必ず手を差し伸べる』と言ってくれたことが、とても感動的だった」と話す投稿者さん。投稿者さんのまさかの申し出に、カップルは衝撃を受けていたようです。
「めちゃめちゃ驚いていました。それは申し訳ないから、PayPalで送金したいと話してくれましたが、そこまでさせてしまうよりは、気持ち良くご馳走したほうが彼らの思い出にも残るし、僕個人的にもハッピーな気持ちになると思い、断りました」
助けられた側が、また別の場所で誰かを助けるという約束こそが、投稿者さんにとって何よりの報酬だったのかもしれません。
見返りを求めず、日本の思い出として優しさを手渡す。そんな一人ひとりの小さな“おもてなし”が、海を越えて世界をつなぐ大きな力になっていくのかもしれません。
○取材協力:ど素人ホテル再建計画(4610_hotel)さん
(Hint-Pot編集部)