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日本は「なんの問題もない」→母国では「助けてくれるかといったら…」 フランス人が日本で感じた母国との違いは
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日本を訪れる外国人観光客が感動することのひとつに、あらゆる場面で親切に対応する日本人の文化があります。言葉が通じなくても、困っている人を助けようとする姿勢は、多くの旅行者の心に残るようです。フランスからハネムーンで日本を訪れた夫妻も、その温かさを実感したといいます。母国との違いについて、どのように感じたのでしょうか。
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ハネムーンを日本で楽しむフランス人
フランス出身のクラリスさんとアレクシスさん。28日間の長期滞在で、日本各地をめぐっています。ハネムーンのため、思い切って長い休暇を取得したといいます。
旅先に日本を選んだ理由を「長い歴史と伝統、侍などの日本文化を知りたかったのがひとつ。それと、漫画も好きでカルチャーにも興味があったから、日本に来たかったの。ふたりとも来たことがなかったから、どちらにとってもファーストチョイスだったわ」と教えてくれたクラリスさん。
その話にうなずきながら、アレクシスさんは「あと食だね」と、笑顔で日本食への期待を口にしました。
長期滞在で感じた母国との違い
各地を旅するなかで、日本人の温かさに触れたというアレクシスさん。「人がとてもフレンドリーだよね」と、その印象を語ります。クラリスさんも同じように感じているようです。
「お互い言葉が通じないことも多いけど、それでも日本人は助けてくれようとする。翻訳アプリもあるから、コミュニケーションにはなんの問題もないよね。日本に比べたら、旅をするのは、フランスのほうがずっと難しいと思う」
アレクシスさんは、母国の状況について「フランスも英語を話さない人が多いからね。学校に英語のクラスはあるけど、ほかの地域に比べてレベルが高くないんだと思うよ」と、私見を交えて教えてくれました。
また、言葉が通じないときの対応について、クラリスさんは日本とフランスの違いを感じているといいます。
「それに、フランス語でコミュニケーションが取れなかったときに、旅行者を助けてくれるかといったら……きっとないんじゃないかしら。ひどいわよね……」
言葉の壁を越えて、困っている人を助けようとする日本人の姿勢。それは、多くの外国人観光客が日本で感じる温かさのひとつといえるでしょう。これからも、日本での思い出をたくさん作れるといいですね。
(Hint-Pot編集部)
