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「日本では考えられない」 イギリス人の「液体ランチ」に衝撃 「日本のランチタイムは本当に天国」と感じた理由とは
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「ランチ」と聞いて、多くの日本人が思い浮かべるのは定食や丼、ラーメンといった“食事”ではないでしょうか。栄養バランスや満足感を重視し、短い休憩時間でもしっかり食べる。そんな日本の昼食文化は、世界的に見てもかなり恵まれているのかもしれません。イギリス・ロンドンで暮らした経験を持つフードジャーナリスト・斎藤理子さんは、現地で“日本人には信じがたいランチ文化”に衝撃を受けたといいます。今回は、イギリスならではの「リキッドランチ」文化についてお話しします。
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日本人がびっくりするランチ
前回、前々回とイギリスのランチ事情についてお話ししてきましたが、イギリスにはもうひとつ、ビジネスマンが大好きな、そして日本人がびっくりするランチがあります。それが「リキッドランチ」です。
初めて「リキッドランチ」という言葉を聞いたときは、「液体ランチ」とはなんぞや? と、頭の上にクエスチョンマークが10個くらい浮かんだものです。スープ? スムージー? などと思ってみたものの想像はことごとくはずれ。
なんとこれは、ビジネスマンがランチタイムにパブに行き、ビールを2、3杯あおって仕事に戻るというスタイルのランチなんです。
昼休みにパブへ向かうイギリス人たち
仕事帰りにオフィス近くのパブに寄って飲むのはもちろん理解できます。日本人だって仕事帰りには居酒屋や焼鳥屋などで1杯やるのは普通ですし。
でも、イギリス人はランチタイムにも寸暇を惜しんで仲間といそいそとパブに出かけ、ビールを飲むわけです。これはほぼ男性で、女性が「リキッドランチ」をしているのは見たことがありません。
イギリスでは、パブのビールはグラス1杯の量が1パイントと決まっていて、これは約568mlです(ちなみにアメリカでは473ml)。ハーフパイントもありますが、基本は1パイント。つまり、日本のロング缶1本よりも多いことになりますが、これをランチタイムに2、3杯。何も食べず、ビールだけ飲んで、ランチとするわけです。
イギリス人は日本人と比べるとお酒が強い人が多いので2、3杯飲んでも午後の仕事には何も影響しないのだと思いますが、それにしてもお腹は空かないのかしらと勝手に心配になります。
