Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

話題

「置き去りにされ天敵の標的になります」 人間の匂いで育児放棄も… 奈良・東大寺がシカの出産シーズンに注意喚起

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

奈良公園のシカ(写真はイメージ)【写真:写真AC】
奈良公園のシカ(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 奈良公園一帯に生息するシカは、国内外から訪れる観光客に長年愛されてきた存在です。かわいらしい姿を見るとつい近寄りたくなりますが、安全のためにも適切な距離を保って見守る姿勢が求められています。世界遺産にも登録され、外国人観光客にも人気の観光スポットとして知られる華厳宗大本山東大寺の公式X(ツイッター)アカウント(@todaiji)は、シカが出産シーズンを迎えたとして、子ジカに近づいたり触れたりしないよう注意を呼びかけています。

 ◇ ◇ ◇

人間の匂いがつくと、親が子育てを放棄することも

 同アカウントによると、現在はシカの出産時期にあたり、親子のシカを見かける機会が増えているそうです。投稿に、親ジカが子ジカを見守るような姿を収めた動画を添え、注意を呼びかけています。

「シカの出産時期になりました。シカの親子を見かけられることがありましても、くれぐれも近づいたり、子ジカに触ったりしないようお願いします。子ジカに触れて人間の匂いが子ジカにつきますと、母ジカは子育てを放棄して子ジカが置き去りにされ天敵の標的になります」

 また、同アカウントは英語でも同様のポストを行い、外国人観光客に向けても広く周知を図っています。

 リプライ(返信)や引用リポストには「柵越しに子どもに気づかず歩いていただけでお母さんシカに突進された」「子ジカの天敵の中には『カラス』もいるのよね」といった声が寄せられました。

 また、「子ジカは遠くから見守ります」「子ジカちゃん見たら遠くから見守るからね」といった温かいコメントも多く寄せられています。

 東大寺と同様に、奈良国立博物館の公式アカウントも同様の注意喚起を行っており、地域一体となってシカを見守るよう呼びかけています。

(Hint-Pot編集部)