海外ニュース
「これが成り立つ日本は本当に素晴らしい」 トルコ人が感動 飲食店で目にした「あり得ない」光景とは
公開日: / 更新日:

日本を訪れた外国人が驚くことのひとつに、治安の良さがあります。日常のささいな場面にも、人々の信頼関係やモラルの高さが表れており、日本人にとっては当たり前の行動が、外国人を驚かせることもあるようです。アメリカ・ロサンゼルスに住むYoさんが、現地の生活事情や外国人から見た日本の印象などを綴るこの連載。第49回は、トルコ人男性が衝撃を受けた日本の光景についてです。
◇ ◇ ◇
荷物を置いて離れる光景に仰天
日本を観光した経験があるトルコ人男性に話を聞くと、街中で見かけた光景に強い衝撃を受けたといいます。それは、ファストフードチェーン店でのなにげないひとコマでした。
店内を見渡すと、テーブルやカウンター席に荷物を置いたまま、レジへ向かう人の姿があったそうです。
「最初は店を出るときに自分のバッグを忘れて、席を立ったのかと思ったんだけど、そんなことはあり得ないよね。だから、何が起きたかわからなかったんだ」
親切心から忘れ物を知らせようとしたものの、「その人が注文をしに行った姿を見て、ただ席をキープしていたことに気づいたんだよ」と、あとになって状況を理解したそうです。
日本では、混雑時に先に席を確保してから注文へ向かう場面に遭遇することも少なくありません。また、店によっては、注文前の席の確保を案内しているケースもあります。
日本だから成り立つ“安心感”を称賛

トルコ人男性がとくに衝撃を受けたのは、それが一部の店に限った話ではなかったことです。「どこに行っても、荷物を置いて席をキープできるなんて驚きだ。スマートフォンを置いておくなんてあり得ない。これが成り立つ日本は本当に素晴らしい。日本じゃなければ、泥棒にプレゼントするようなものだよ」と笑っていました。
国や地域によっては、公共の場で荷物から目を離すこと自体が大きなリスクになるため、貴重品や私物は常に持ち歩くのが一般的です。だからこそ、彼の目には、席取りのために荷物を置いておくという日本人の行動が新鮮に映ったといいます。
日本では、他人に迷惑をかけないよう配慮したり、公共の場のルールを守ったりするマナーが広く浸透しています。荷物を置いて席を離れられるのも、そうした意識が日常の中に根づいているからこそなのかもしれません。彼の話を聞いていて、日本では当たり前の光景も、海外では決して当たり前ではないことを改めて実感しました。
(Yo)
Yo(ヨウ)
新聞社に5年、ネットメディアに6年勤め、スポーツを中心に取材・執筆・編集活動をしたのちに退職。30代半ばでアメリカ・ロサンゼルスに拠点を移した。大学時代はバックパッカーとしてアジア、南米を放浪。仕事を含めて20か国近く訪れたものの、意思ばかり伝えてリスニングが苦手な一方通行イングリッシュに終止符を打つべく、英語習得にも励んでいるところ。



