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ピアノの月謝、意外な“慣例”に驚きの声 「知らなかった」「先生への礼儀」と議論呼ぶ

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム

子どもの習い事の月謝は「ピン札」で渡すべき?(写真はイメージ)【写真:写真AC】
子どもの習い事の月謝は「ピン札」で渡すべき?(写真はイメージ)【写真:写真AC】

「ピアノのレッスンの月謝はピン札で渡すのが常識」──。そんなSNS投稿をきっかけに、子どもの習い事をめぐる“お月謝マナー”が注目を集めています。投稿した女性は、幼い頃から音楽に親しんできた経験から、月謝をきれいなお札で渡すことを自然な礼儀だと感じていました。投稿の背景について、本人に詳しく話を聞きました。

 ◇ ◇ ◇

習い事の月謝マナーに賛否 「ピン札」は常識?

「そういやこの間ママ友に、『ピアノのレッスンの月謝用のピン札切れた!やばい、用意しなきゃ』って話をしたら『え!?ピン札で用意してるの!?偉すぎ?!』ってめちゃくちゃ驚かれたんだけど、え、これって割と常識じゃないの…!?」

 こう投稿したのは、Xで「ちゃんすけ」(@sukegongon0401)の名前で発信している30代後半の女性。現在は専業主婦で、夫と4歳の娘、愛犬とともに暮らしています。

 幼い頃からピアノを習っていた投稿者は、音楽大学出身で、専攻は管楽器。夫も趣味でピアノやクラリネットを演奏しており、娘さんも個人のピアノ教室に通っているという音楽一家です。

 投稿では「私の中では、音楽系の習い事って“月謝はピン札で渡す”のが最低限の礼儀、みたいな感覚だったんだよね」ともつづり、月謝手渡し制の別のピアノ教室に子どもを通わせているママ友との感覚の違いに驚いたと明かしました。

 さらにピアノなどの楽器系の習い事について、「子どももある程度きちんとした服装、親もラフすぎる格好は避ける……みたいな空気あるイメージ」とも記述。しかし、ママ友は親子でジーパン姿で通っているそうで、投稿者は「もしかして今ってあんまり気にしない感じなのかな?」と率直な疑問をつづりました。

 この投稿に対し、SNS上では「現金のお月謝はピン札ですよね」「ピアノのお月謝は必ず新札で用意してました」「楽器系だと服装も含めて当たり前だと思ってた」といった共感の声が寄せられました。実際、Q&Aサイトでも「ピアノ教室の月謝はピン札で渡すべき?」といった質問が複数あり、ピアノ教室のブログでも「クラシック音楽の業界では暗黙の了解の礼儀」とする記述が見られ、こうした作法を大切にしてきた人が少なくないことがうかがえます。

 その一方で、「ずっとピアノ習ってたけどそんな礼儀があるの知らなかった」「そんなマナーがあったとはびっくり」「一昔前の慣習だと思ってた」といった驚きの声も。さらに「教室によるのでは」「マナー自体は知ってるけど不要な慣習」「先生への礼儀を示すいい文化だと思う」など、さまざまな意見が集まりました。

マナーの背景に「先生への最大限の敬意」

 投稿者は、こうした慣習をいつ頃から意識していたのでしょうか。

「幼い頃から、比較的厳格なピアノ教室に通っていました。先生はとても厳しい方でしたが、そのぶん音楽に対して真摯(しんし)で、礼儀や姿勢も含めて学ぶ場だったように思います。私の親も、月謝の渡し方や服装、先生へのごあいさつなどはかなり意識していたようで、私自身も子どもの頃から自然とそういうものだと思っていました」

 また、音大に通っていたことも大きかったといいます。投稿者は「『先生に対して最大限の敬意を持つ』という感覚は、周囲の友人たちの間でもかなり共通していたと思います」と明かし、先生への礼儀を大切にするという感覚が、お札をピン札にすることや服装などのマナーにつながっているようです。

 大きな反響を受け、投稿者は「自分にとっての常識が、必ずしも他の方にとっての常識ではないのだな」と改めて感じたといいます。世代や地域、教室の雰囲気によって考え方は大きく異なり、今は昔ほど形式を重んじない教室もあるのかもしれない、と受け止めています。

 それでも投稿者にとって、先生に最大限の礼儀をもって接する感覚は小さい頃から身につけてきたもの。「月謝をできるだけきれいなお札でお渡しすることや、節目のごあいさつをすることは、私の中では『先生への感謝を形にするもの』という感覚です」と語りました。

 最後に、投稿者は「もちろん、それを他の方にも強制したいわけではありません」と前置きしたうえで、「私自身は今後も、自分が大切にしてきた礼儀として、無理のない範囲で続けていきたいと思っています」と話しました。

(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)