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「食べられるものがないからね」 イタリア人が日本の飲食店で困惑 「多様性に欠ける」と嘆いた日本の食事情とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

イタリアから来たフルビオさん【写真:Hint-Pot編集部】
イタリアから来たフルビオさん【写真:Hint-Pot編集部】

 豊かな食文化が称賛されることも多い日本。イタリアから再訪日を果たした男性も、日本での時間を楽しんでいるひとりです。しかし、そんな男性にとって、日本での食事は困難が伴うこともあるといいます。「日本食はおいしいけど、多様性に欠ける」と嘆いてしまった理由とは、いったいどんなものなのでしょうか。

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「また来たいなと思っていた」 出張での感動を胸に2度目の訪日

 イタリアのミラノからやってきたフルビオさん。今回の訪日は2回目で、3週間の滞在を予定しています。東京のほか、仙台、京都、大阪、熊野古道といった各地をめぐる計画です。

 以前、仕事で日本にやってきた際、文化や街並みに深い感銘を受けたことが再訪のきっかけになりました。

「前に来たときは出張だったし、季節的にも冬だったんだ。そのときも良い印象しかなかったし、また来たいなと思っていたんだよ」

 今回の旅行では、豊かな自然が残る熊野古道の散策から各地の都市観光まで、変化に富んだ行程で日本の魅力を堪能しています。

「ベジタリアンで通すのは至難の業」 悩ましき日本の食事情

 さまざまな地域をめぐり、充実した日々を過ごすフルビオさんですが、食事の場面では少し様子が異なります。

「日本食はとてもおいしいよね。でも実は、僕はイタリアでベジタリアンなんだ。日本でベジタリアンで通すのは至難の業。だから、日本ではベジタリアンに執着はせず、臨機応変に対応しているよ。そうしないと食べられるものがないからね」

 そう語るフルビオさん。「日本食はおいしいんだけど、そういう意味では少し多様性に欠けているのかな」と本音もこぼしました。

 イタリアでは、菜食主義の生活を送っているフルビオさん。しかし日本の飲食店では、だしや調味料などに動物由来の食材が使われていることも多く、完全なベジタリアンに対応した選択肢を探すことは容易ではありません。

 選択肢が限られることから、フルビオさんのように日本の環境に合わせざるを得ない旅行者の存在は、日本が抱える食の課題を浮き彫りにしています。

 日本の現状に気づきを与えてくれた言葉を受けとめつつ、ベジタリアンへの選択肢が広がる未来が遠くないことを願うばかりです。残りの旅程でも、自分なりのペースで日本の食と文化を楽しんでほしいですね。

(Hint-Pot編集部)