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「彼が食べまくるのを見ていたわ」 オーストラリア人がベジタリアン向けメニューの少なさを指摘しながらも…「楽しんで食べた」意外な日本食とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

オーストラリアから来た(左から)ヒースさんとアリーさん【写真:Hint-Pot編集部】
オーストラリアから来た(左から)ヒースさんとアリーさん【写真:Hint-Pot編集部】

 寿司やラーメン、天ぷらなど、多彩な味覚を誇る日本食。楽しみにする外国人観光客はとても多い一方で、さまざまな課題もあります。初めて日本を訪れたというオーストラリアは日本で食事をする際に困ったことがあったそうです。

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初めての日本旅を楽しんだオーストラリア人

 オーストラリア・ゴールドコーストからやってきたアリーさんとヒースさん。ふたりとも日本へ来るのは、今回が初めて。10日間滞在し、長野県白馬村と東京を楽しみます。

「周りの友達が次々と日本に行っていて、帰ってきた彼らから良い評判しか聞かないから、私たちも来ちゃいました。日本は何を食べてもおいしいし、何でもそろう。すごくいい時間を過ごしています」

 日本は期待通りの素晴らしさだと話すヒースさん。アリーさんも満足したように頷きます。しかし、そんなふたりにも、ひとつだけ気になった点があったといいます。

ベジタリアンには選択肢が少ないと感じた

 実は、アリーさんはベジタリアン。日本での滞在中に、ベジタリアン向けメニューの少ないことを残念に思っていたようです。

「私のこだわりが強すぎるだけだけれど、ベジタリアンには日本の食事は選択肢がちょっと少ない気がしました。私はもっぱら彼が食べまくるのを見ていたわ」

 インバウンドが増加し続けている現在、フードダイバーシティへの対応は、大きな課題になっています。日本では料理に動物性の出汁や調味料が使われることが多く、完全菜食主義者にとっては外食時にメニュー選びが難しいという声が。アリーさんの場合は「厳密なベジタリアンではない」ため、柔軟な姿勢で旅を楽しんでいたようです。

「カレーライスも肉だけ抜いてもらい、楽しんで食べました」

 そんな工夫を重ねながら、日本食を楽しんだというアリーさん。残りの滞在も日本存分に楽しんでほしいですね。

(Hint-Pot編集部)