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「我が家もやらせてみたい」 小3息子と始めた栽培実験→お金を学ぶ“模擬ビジネス”に 利益の使い道にも感心
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お金の稼ぎ方、そして上手な使い方を学ぶのは子どもにとっても非常に大切なことです。しかし、いざ親が教えるとなると何から始めればよいか迷ってしまうかもしれません。SNSに投稿された、ある親子の「オクラの苗」を使った実験が話題を呼んでいます。投稿者に詳しく聞きました。
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息子の「ぼくも、おこづかいが欲しい」という一言から、模擬ビジネススタート
「小3の模擬ビジネス。おこづかいでオクラの苗を198円で買い、水やりして育てる。収穫したオクラを、かなり割高だけど3本100円で父が買い取る。今回で9本目だから、売上300円。およそ100円の利益。その利益はすぐダイソーで使ってたけど、それでいい」
夏休み終盤の今月24日にSNSに寄せられた投稿に大きな反響が寄せられました。「素晴らしい試みですね」「我が家もやらせてみたい」といった取り組みへの賞賛や、「ツヤツヤ~!いいの出来たね~!」「新鮮なオクラを食べれるし、良いですね」とオクラの仕上がりに驚く声、「100年後も続けて欲しい」「子供たちが野菜売ってる=未来のCEOだよ」など将来有望な子どもへのエールが数々上がっています。
投稿者は2児の父親であるなおと|ぼちぼち育児(@2525NaotoNote)さん。一連の経緯を自身のnoteにもまとめています。
これまで子どもたちには定額のお小遣いを渡してこなかったものの、あるとき、小学3年生の息子さんが「ぼくも、おこづかいが欲しい」と言い出したのだそう。
息子さんからリクエストを受け「ただ渡す以外の方法も経験してみたら面白いんじゃないか?」と考えたなおとさん。以前から自宅の前にある1平方メートルほどの小さなスペースで、子どもたちと野菜を育ててきたことから、息子さんのお小遣いでオクラの苗を買い、育ててオクラが収穫できたらなおとさんが買い取る「模擬ビジネス」を思いつきました。
大切にしたのは一連の流れを経験してもらうこと
息子さんが最初に育てたいと希望したのはスイカ。しかし、スイカを育てるには時期が少し遅く、ホームセンターに残っている苗もそれほど多くなかったため、ミニトマトやナスなども選択肢に入れながら、息子さんが最終的に選んだのがオクラでした。198円で買ったオクラの苗を、いくらで売ればいいかを計算するために、オクラがスーパーではいくらで売られているかのリサーチも行いました。
ここで、なおとさんが大事にしていたのは自分で苗を買う→育てる→売る→お金が増えるという一連の流れを息子さんに経験してもらうこと。苗代以外にも肥料代、水道代、土地代などもコストに含まれますが、今回は厳密に計算せずに、オクラの買い取り価格を3本100円に設定しました。
なおとさんいわく、息子さんは最初から、この模擬ビジネスに乗り気だったわけではなく、少しやってみようかな、くらいだったようです。実際に野菜を育てるというのは時間もかかってなかなか難しいもの。最初の収穫までは息子さんにオクラについて定期的に話を振り、興味が途切れないよう少しだけ誘導することを心がけたといいます。
初めてオクラを3本収穫できて、なおとさんから100円を受け取ったときも、息子さんは大喜びする様子は見せなかったそう。それでも「自分でできた」という自信を持ったような表情に見えたとなおとさんは振り返ります。そして息子さんは以前よりもオクラの成長を気にするようになり、お金そのものに対する興味も芽生えました。
その後、9本収穫できたところで100円の利益を手にした息子さんは早速、セリアでコウペンちゃんのシールを購入。「せっかく稼いだんだから貯めたら?」「次の苗を買ったら、もっと増えるで」と大人の感覚でアドバイスしたくなるところを、なおとさんは踏みとどまりました。親が考える「正しいお金の使い方」を教えるよりも、自分にとって価値があるものを自分で得たお金で買った息子さんの経験を尊重したのです。
「まあ、やればできるだろ!」くらいの前向きな自信を持っていてほしい
「模擬ビジネス」と称してはいるものの、なおとさんは子どものうちからビジネスをやらせたいと考えているわけではありません。誰かに喜んでもらった対価として、お金を受け取るという感覚を漠然とでもいいから子どもの中に残したかったとなおとさんは語ります。
今回の模擬ビジネスは、原価は苗代だけで、値段設定もなおとさんが手伝い、お客さんも父親であるなおとさんだったためレベル1。次にやるなら肥料をやるタイミングを自分で調べてもらう、肥料代も原価に入れる、自分で値段を考える、利益の一部で次の苗を買ってみるなど一段ずつ難しくすればいいとステップアップの方法についても触れています。
さらに次男である小1の息子さんも同じようにこの取り組みに挑戦しています。こちらはナスを選びましたが、生育があまりよくなく、始める時期が遅かったこともあり、現時点での売上は200円ほどとのこと。思ったようにはうまくいかなくても、それも含めて経験だとなおとさんは捉えています。
なおとさんは、今回の経験を経て、10年後の息子さんが「これ、やってみたいな。挑戦したいな」と思ったときに、「まあ、やればできるだろ!」くらいの前向きな自信を持っていてほしいと願っています。オクラの模擬ビジネスはお金について学べるだけではなく、チャレンジ精神を育む手助けにもなったようです。
(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)