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「赤いランドセルがいい」息子の希望に悩む親 いじめ心配する声に小3男児の母が送った“人生の答え”

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム

本人が選んだワインレッドのランドセル【写真:ゆーみん(@RRyuming)さん提供】
本人が選んだワインレッドのランドセル【写真:ゆーみん(@RRyuming)さん提供】

 子どもの小学校入学に向けて、ランドセルを選ぶ「ラン活」。5歳の息子から「赤いランドセルがいい」と言われ、いじめにつながらないか悩む保護者の投稿が、SNSで話題になっています。そんな不安に対し、実際に息子の希望を尊重して赤いランドセルを購入した母親から、心強い言葉が寄せられました。どのような思いでランドセルを選び、子どもを見守ってきたのでしょうか。母親に話を聞きました。

 ◇ ◇ ◇

「赤がいい」と宣言した息子 母親が店に同行しなかった理由

 発端となったのは、5歳の男の子を育てる保護者によるXの投稿でした。息子にランドセルの希望を数か月前から繰り返し尋ねると、答えは一貫して「赤」。本人の意思を尊重したいものの、男の子が赤いランドセルを持つことで、いじめのきっかけになるのではないかと心配し、購入に踏み切れないという切実な思いが明かされていました。

 この投稿に対して、SNS上では「子どもには好きな色を選ばせたいけど、心配になる気持ちはわかる」「いじめの不安がよぎってしまう」「今の時代、ランドセルの色でいじめられることはほとんどないのでは」など、さまざまな声が寄せられています。

 そんな中で「我が家ワインレッドのランドセルですー 特にいじめの種にはならずに3年生」と自身の経験を伝えたのが、30代の母親「ゆーみん」(@RRyuming)さんです。ゆーみんさんは、夫と現在小学3年生の息子、娘と4人で暮らしています。

「ラン活を始めたのは遅くて、そろそろまずいなと感じた年長の夏から秋にかけて、近くのコクホーさんのショップへ見に行きました。ショップへ行く前から、サイトでランドセルを見た息子は『赤がいい』と宣言していました」

 実物を見てから決めることになり、そこで投稿者は、息子に付き添う役目を夫に託したそうです。自分が同行すると、息子が本当に好きな色や形を選べなくなるかもしれないと考えたためと話しています。

「最終的に息子は落ち着いた赤のランドセルを選びました。特に問題はないだろうし、息子のセンスを信じようと思って購入を決めました。こだわりの強い子なので、そこで変に方向を変えても嫌だろうという思いもありました」

 それでも、心配がまったくなかったわけではありません。かつては、ランドセルというと「女の子は赤、男の子は黒」が当たり前で、投稿者自身もそのような時代に育ちました。息子が学校で浮いてしまわないか、少し不安を感じていたといいます。

子どもは親の顔色を見ている? ランドセル選びで大切にしたいこと

 その気持ちが変わったのは入学式の日でした。

「今どきはいろいろな色や形のランドセルがあります。入学式でみんなの様子を見たら、『ああ、浮いてないじゃん』と安心しました。その後も息子は特に何事もなく学校生活を送っているので、ランドセルの色って、周りはあまり気にしていないのかなとも感じます」

 投稿者は、今の子どもたちは「赤は女の子、黒は男の子」という意識が、すでに薄れているのではないかと感じています。一方で、親の世代にはまだそうしたイメージが根強く残っているとも考えています。

「以前、ランドセルメーカーのCMで、親がいるときといないときで子どもの選ぶ色が違うという内容を見たことがあって。子どもたちは少なからず親の顔色を見て、親が歓迎する色にしようとしているのかなと感じました」

 だからこそ、息子には親の目を気にせずに「自分の好きな色」を選んでほしかったと振り返ります。

 最後に、投稿者は「本人が楽しんで、自分で選んだランドセルで6年間小学校に行ってくれればうれしいです」とした上で、「自分で選んだものは、自信を持って自分の『好き』を主張できるものだと思います。誰かに何か言われても揺るがないものがあるとも感じます。私は息子のセンスや直感を信じています」と話しました。

(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)