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多頭飼育崩壊の一軒家から救出された元保護犬 シッポを回してお昼寝をする姿に感動 「こちらまで幸せな気持ちに」

著者:Hint-Pot編集部

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幸せそうにシッポを回してお昼寝をしていた元保護犬「ニーナ」ちゃん【写真提供:Sassa Morris(sassamorris)さん】
幸せそうにシッポを回してお昼寝をしていた元保護犬「ニーナ」ちゃん【写真提供:Sassa Morris(sassamorris)さん】

テリア系ミックスの「ニーナ」ちゃん 飲まず食わずの状態から少しずつ家族へ

 いぬは感情表現豊か。言葉が発せない代わりに全身で気持ちを表現してくれます。とりわけシッポの動きは、心理状態が分かりやすいもの。うれしい時は左右に大きく振ったり、悲しい時はシッポを垂らして脚の間に丸め込んだりしますが、クルクル回す時はどんな気持ちなのでしょうか。シッポを回しながらお昼寝をする元保護犬の寝姿が、幸せな気持ちになると話題になっています。飼い主のSassa Morris(sassamorris)さんに話を聞きました。

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 シッポをクルクル回しながら気持ちよさそうに眠るのは、元保護犬ニーナちゃん。推定年齢は3、4歳。愛らしい名前は、保護団体「小さな命を守る会」の一時預かりボランティア、通称“預かりさん”が授けてくれたそう。ドイツ語で「小さい女の子」という意味です。ニーナちゃんは吠えることが滅多になく、とてもおとなしい性格。臆病ですが人間や子どもには優しいのだとか。

 ニーナちゃんは、ニュースやテレビの動物番組でも取り上げられた「福岡県多頭飼育崩壊」の現場から救出された過去があります。一軒家の1階部分には何と80匹ものいぬたちがおり、糞尿だらけの劣悪な環境でした。近隣住民が異臭と騒音を訴え、すべてのいぬたちの殺処分が決まるところでしたが、全国の保護団体が立ち上がり、ニーナちゃんは東京都町田市の「小さな命を守る会」で保護されることとなりました。

 ミニチュア・シュナウザーの「オリバー」くんを飼っている飼い主さんは、2匹目は保護犬を迎えようと考えていました。そして、とある預かりさんのインスタグラムを通じ、ニーナちゃんの存在を知ったといいます。

 早速コンタクトを取り、保護団体の事務所で先住犬であるオリバーくんも含め家族の顔合わせ、それから約2週間のトライアル期間を経て、正式にお迎えすることとなりました。

「最初の顔合わせもそうですが、我が家に来てからのニーナはずっとチェアの下にうずくまり、ろくに飲まず食わずの日々でした」と飼い主さん。鶏のささみを茹でたり、唯一食べたおやつをごはんの上にトッピングしたりと試行錯誤していくと、だんだんと心を開いていったニーナちゃん。お迎えしてから1週間ほどが経過すると、食欲も湧いてきた様子で、チェアの下から出てくる時間が増えていったといいます。

「受け入れを決めた後もしばらくニーナの食欲がない状態が続きました。うずくまっているニーナを見ていた時、果たしてこの受け入れはこの子にとって幸せなのかどうか、とても悩みました。そんな中、団体さんや預かりさんのフォローがあり決意できました。そして、今のニーナの姿を見ていると、本当に迎え入れて良かったと思います」

 こうしてニーナちゃんと飼い主さんは、少しずつ家族になっていきました。そして、現在、一緒に暮らし始めてから9か月が経過。お散歩に行く時やごはんを食べる時、そして夜寝室に向かう時など、ニーナちゃんは最近うれしそうにシッポを振ることが増えてきました。

 今では安心し切った表情で、リビングにあるクッションの上でスヤスヤとお昼寝もするように。そのシッポはクルンクルンと軽快に回っています。きっととても楽しくて幸せな夢を見ているのでしょう。

 愛らしい寝姿に「楽しい夢見てるのかな」「こちらまで幸せな気持ちになりました」「カワイすぎて、ぎゅっってしたい」など多くのコメントが寄せられています。これからも家族と暮らす素敵な思い出を重ね、ずっとずっと幸せに暮らしていってください。

(Hint-Pot編集部)