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優先事項は年収よりも家事育児能力 「3高」の時代から大きく様変わり 女性の結婚観を調査
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未婚女性の6割が結婚後も何らかの形で仕事継続を希望
女性が結婚相手に求める条件として、「3高」などと言われた時代がありました。3つの高は、高学歴、高身長、高収入。それが昭和バブル期の感覚でした。令和の時代を迎えた今、女性は男性に高収入を求めているのでしょうか。婚活支援サービスを展開する株式会社パートナーエージェントは、25~44歳の未婚女性2400人に対して「結婚相手の年収」に関するアンケート調査を実施しました。
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結婚相手の条件として、女性は一般的にお相手の年収金額をどのくらい意識しているのでしょうか。「結婚したいと思える相手ができた場合、お相手の年収を気にするか」との問いに、「気にする」と回答したのは55.8%。そのうち、「できれば結婚前に相手の年収を確認しておきたい」が最多の23.2%となりました。また、「気にならない」と回答した人も18.7%。未婚女性の2人に1人が結婚相手の年収を気にし、5人に1人が気にならないという結果となりました。
女性は結婚相手の男性にどのくらいの年収を求めているのでしょうか。最低金額については、どの年代でも「301~400万円」(25~29歳:31.2%、30~39歳:32.5%、40~44歳:31.7%)と答えた人が最多。理想の金額では「25~29歳」「30~39歳」で「401~500万円」、「40~44歳」女性では「501~600万円」と答えた人が最も多くなっています。20、30代に比べて40代女性の方が、相手に求める理想も高くなるのかもしれません。
また、「結婚相手の年収について『最低限の金額』『理想の金額』をイメージした基準は何ですか」との質問に「自分の年収を基準にして考えるとこのくらいかなと思った」が38.9%でトップ、「結婚後の生活やマネープランについて具体的にイメージした上で判断した」が22.9%で続きました。
次に「結婚後も仕事を続けたいと思いますか」との問いには、「結婚しても仕事は続けるが働き方を変えたい」という回答が最多の32.5%。「結婚しても今の仕事を続けたい」が24.0%となっています。「育児のために一時的に退職し、その後復職したい」(5.0%)と合わせて未婚女性の61.5%が何らかの形で仕事を続けたいと考えているようです。
そして、「結婚相手が家事育児をしっかり分担するのなら、年収が平均額より多少低くても結婚するか」との質問に対する答えを年齢別に比較。すると、25~29歳女性では「結婚したい」「どちらかと言えば結婚したい」を合わせて63.3%となり、30~39歳、40~49歳と比べたところ上回っています。若い世代は、結婚相手に高収入よりも家事育児能力を求めているようです。
男性の年収に多くを求めすぎず、共働きで家計を支えていきたいと考える女性は増えているようです。今後は、年収よりも男性の家事育児能力の方がより注目されるようになるのかもしれません。
(Hint-Pot編集部)