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2児の母、22の資格ホルダーに 元ショートトラック・スピードスケート五輪代表の勅使川原郁恵さんの今

著者:Hint-Pot編集部・井上 千春

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働くママとして活躍する勅使川原郁恵さん【写真:Hint-Pot編集部】
働くママとして活躍する勅使川原郁恵さん【写真:Hint-Pot編集部】

資格は飾り巻き寿司からウォーキング指導まで 子育ては「自由」に

「テッシー」の愛称で現役時代から人気の勅使川原郁恵さん。わずか14歳でショートトラック全日本選手権総合優勝を果たすと、以後、日本のトップ選手の座に君臨し続けた。1998年長野、2002年ソルトレーク、そして2006年トリノの3つの五輪に出場。06年の引退後は、テレビ解説やレポーターとしてメディア出演するなど活動の場を広げてきた。40歳の現在は、「自由」をモットーに2人の男の子を育てながら講演会やイベントなど精力的にこなす日々。そして、なんと22もの資格取得者に。健康や食事、育児にかかわるヘルスケアのスペシャリストとしてパワーアップした「スーパーママ」になっていたテッシーの元気の源に迫る。

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きかっけはウォーキングの番組出演 「健康をサポートしたい」思いから次々と勉強

 健康ウォーキング指導士をはじめ、飾り巻き寿司インストラクター、温泉ソムリエ、食育インストラクター、気候療法士……。勅使川原さんが持つ資格は、現役を引退した2006年のトリノ五輪後、この13年間もの間に22個に達している。なぜこんなにも資格が?

「振り返ってみると、最初に取得した資格はウォーキング関連です。これは引退後にウォーキングのテレビ番組に出させていただいたのがきっかけでした。ウォーキングって、小さい子でもご年配の方でも年齢を問わず、やりたいと思ったらいつでもできるのが良いところ。歩くことは運動の基本で、心も体もイキイキとしてきます。ウォーキング親善大使にも任命されたこともあって、もっとウォーキングについて知りたいなあ、広めたいし、指導してみたいという思いが強まったんです」

 スポーツをしていない一般の人の健康をサポートする活動をしていきたい――そう思うと、持ち前の行動の早さで、指導士の資格の勉強を開始。メンタルヘルスや生活習慣病、身体の仕組みやウォーキング機能を活用した健康維持、活力寿命の延伸のための方法などを学んだという。実技では、ウォーキング実習を中心に、体力測定から地図の読み方まで幅広い知識を身に付けた。実際にウォーキングを指導していくと、今度は新たな興味がわいてくる。歩くときに体の土台となる「足元」だった。

「ウォーキングを指導するたびに、参加者のみなさんの足元も気になってきたんですね。どんなシューズを履いたら良いかと。考えてみれば、自分もショートトラックの選手のときに、自分の足に合ったスケート靴を履くために、当時は自分の足型をとって外国に送って、靴を作っていました。ショートトラックの靴は、氷上のカーブを回りやすくするために刃の部分を反ったりさせます。これは、自分自身で調整していました。足元は体の土台。どういうことに気を付けてシューズ選びをしたら良いか、詳しく知りたいと思い、スポーツシューズについて勉強をして、スペシャリストの資格も取得しました」