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2児の母、22の資格ホルダーに 元ショートトラック・スピードスケート五輪代表の勅使川原郁恵さんの今
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“テッシー流”子育ては自由 ママ経験を生かして「親子が集える場所を作りたい」
現在、ウォーキングや姿勢、睡眠や食などさまざまな観点から、ヘルスケアのスペシャリストとして幅広い年代層の健康をサポートするためにイベントや講演会を精力的にこなす日々を送る。次に「頑張るぞーっ」て思うことは?
「私は今、4歳と6歳の2人の男の子を育てている母親です。自ら育児中の母目線から感じていることはもちろん、日本代表として五輪に出場したオリンピアンとしての経験、22の資格から融合していった知識もあります。それらを集結させて、子育てするママたちがイキイキと過ごせることをサポートしていきたい。もっと自分が貢献できることがあるのではないかと思うんです」
子育てで大事にしているのは、できるだけ「愛情表現をする」「自然に触れる」「子どものペースに合わせる」こと、と語る。
「基本的に私の子育てスタイルは“自由”ですね。子どもたちには、よく『大好きだよー』と、ハグして伝えるようにしています。子どもって高いところからジャンプしたがるし、なんでも入ったりもぐったりしたいですよね。都会では今、難しいことかもしれませんが、もっと自然の中でいろいろと発見できる場があれば良いなと感じています。自分自身、小さなころからスポーツをやっていたこともあり、子どもながらに考えて納得して行動していた記憶があります。大人の都合じゃなく、子どものペースを優先できるような環境。そうなるとママたちの心や時間の余裕が必要になるのですが、共有できる場があると良いなあと感じています」
赤ちゃんのうちから、大人も一緒に学べる「赤ちゃんのおうち」のようなもの……。「健やかに子育てをするために、いろいろな親子が集える場所を提供できたら良いですよね。これが今、一番興味があることです」。そう話すと、好奇心たっぷりに丸い瞳を輝かせて笑顔を見せた。勅使川原さんの挑戦は終わらない。
(Hint-Pot編集部・井上 千春)