海外ニュース
ウイリアム王子 ヘンリー王子と「同じテーブルには座れない」 “王室引退”の家族会議前に女王のランチ提案を拒否
公開日: / 更新日:
昨年1月、世界を驚愕させたヘンリー王子とメーガン妃の“王室引退”表明。2人を喝采した人もいれば、大きな失望を味わった人もいた。後者にはウイリアム王子も含まれているといわれるが、実際は失望を通り越して激怒したことがあったという。その怒りはエリザベス女王とチャールズ皇太子、ヘンリー王子を含めた昨年1月13日の家族会議前に、女王が提案した家族のランチを断ったことであらわになった。
◇ ◇ ◇
温厚とされるウイリアム王子の怒りに王室関係者も衝撃
昨年1月13日に開催された家族会議は、エリザベス女王とチャールズ皇太子、ウイリアム王子、ヘンリー王子が出席。この場で“王室引退”に関する件が話し合われたとされている。それから1年が経とうとしている今、英大衆紙「デイリー・エクスプレス」はウイリアム王子とヘンリー王子の確執を描いた著書「Battle of Brothers(兄弟の戦い)」を持つ王室作家のロバート・レーシー氏が、仏誌に語ったコメントを紹介した。
女王は顧問やアドバイザーを交えた家族会談を13日に決めた際、会議前に家族のランチを提案したという。ただ、その提案に対するウイリアム王子の答えは「僕は行かない。弟とは同じテーブルには座れない」というもの。家長の女王がセッティングした家族のランチを、普段は温厚とされるウイリアム王子が断ったことは「王室関係者に衝撃を与えた」という。
さらに王子の友人も、あまりに激怒した王子が「彼(ヘンリー王子)と同じテーブルに着けば(自分が何をするのか分からないため)自身が信用できない」と語ったことを証言したという。
主要メンバーで人気も高いヘンリー王子が王室から離れれば、公務の代行だけでもウイリアム王子への負担は大きくなる。かつては「仲が良い」とされた兄弟同士、生涯助け合って王室を盛り立てようと考えていた兄からすると、あの“王室引退”劇は何よりも許せない裏切り行為だったのかもしれない。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)