どうぶつ
保護後の表情が劇的変化 小学校に住み着いていた元野良ねこの「ねずみちゃん」
公開日: / 更新日:
「ねずみ」ちゃんと呼ばれているねこさんがいます。ふわふわボディの甘えん坊。以前はお外で暮らしていた元保護ねこさんです。今回の猫ねこ部は、そんな“ねずみちゃん”をご紹介します。飼い主さんに話を伺いました。
◇ ◇ ◇
「家族になろう」と決めた瞬間
くりくりのおめめが愛くるしいねずみちゃん。少し臆病だけど、甘えるのが大好きな男の子です。飼い主さんによると、推定年齢は大体6、7歳。出会いは3年ほど前、熊本にある飼い主さんの祖父母宅近くでした。
「近くにある小学校に住んでいたみたいです」
当時は怪我などで毛がはげている箇所が数か所あり、体も痩せていたのだとか。小学校に住み着いたその野良ねこを「ねずみ」と名付けたのは飼い主さんの亡くなった祖父でした。
「恐らく、毛色がネズミ色だったからでしょうか……?」
祖父母宅に滞在中、飼い主さんは痩せ細ったねずみちゃんのことがずっと気になっていました。そして、自宅へ帰る日に外へ向かって「ねずみー!」と呼んでみたところ、ねずみちゃんが出てきてくれたそう。この瞬間、飼い主さんは「家族になろう」と決めたといいます。
飼い主さんはねずみちゃんを車に乗せ、トイレや休憩を取りながら10時間以上かけて、関西地方にある自宅まで連れ帰りました。
新しいおうちに着いてからは、飼い主さんからおいしいごはんとたっぷりの愛情を与えられたおかげもあり、体つきはふっくらと標準的になりました。そして表情も、お外にいた“ワイルド時代”から一変。今では柔和な顔つきになっています。
ねずみちゃんが腕枕で寝てくれている時が幸せ
ねずみちゃんは飼い主さんのことが大好き。もちろん飼い主さんにとっても、かけがえのない存在になっています。
「一緒の布団で私の腕枕で寝てくれているときが特に幸せです」
また、熟睡して腕の中で寝返りを打っているねずみちゃんを見るのも、とても癒やされるそう。ねずみちゃんのほっこりとした日常生活はツイッターやインスタグラム(nekono_nezumi)でも見ることができます。
ねずみちゃん、これからも穏やかな毎日を送ってね。
取材協力:ねこのねずみ(@nezumini08)さん
(猫ねこ部)