2019年の女子ゴルフの海外メジャー大会「AIG全英女子オープン」で優勝した渋野日向子選手（サントリー）と、2021年の「全米女子オープン」を制した笹生優花選手（ICTSI）。日本の女子ゴルフのレベルアップを象徴する2人は今シーズン、揃って米女子ゴルフツアーに参戦しています。「Hint-Pot スポーツSNS調査隊」は今回、そんな2人のコース外でのパフォーマンスに注目。13日まで出場した大会の公式SNSによるTikTok企画にチャレンジし、お茶目な姿を披露したことが話題になっています。

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米女子ゴルフツアー参戦中の2人　タイでの大会では揃って上位フィニッシュ

　2019年の「AIG全英女子オープン」で優勝した渋野選手。1977年に「全米女子プロゴルフ選手権」で優勝した樋口久子さん以来42年ぶり、日本勢としては史上2人目の海外メジャー制覇という偉業に加え、笑顔を絶やさない明るいキャラクターも相まって、一躍時の人となりました。

　一方、その2年後の「全米女子オープン」で優勝し、日本勢3人目の海外メジャー制覇となった笹生選手。日本人の父とフィリピン人の母との間に生まれ、英才教育のもとでジュニア時代から頭角を現して2019年の日本女子ゴルフツアー（JLPGA）のプロテストに合格しました。その翌年の2020年にはいきなりツアーで2勝をマーク。持ち前のパワーを武器にメジャー制覇まで駆け上がりました。

　日本の女子ゴルフが世界で互角以上に戦えることを証明した渋野選手と笹生選手。2人は今シーズン、米プロゴルフツアーに参戦中。13日までタイのサイアム・カントリークラブ・パタヤで行われた「ホンダLPGAタイランド」に揃って出場しました。渋野選手は4日間とも安定したプレーを見せて8位タイ。笹生選手も最終日にコースレコードタイの好スコアでラウンドし、12位タイでフィニッシュしました。

　そんな2人は意外なところでも“好パフォーマンス”を見せてくれました。「ホンダLPGAタイランド」の公式インスタグラムで各選手が挑戦した、ショートムービープラットフォーム・TikTokの「フォトクロップチャレンジ」に登場。アプリ内のサービスを利用したこのチャレンジは、画面上に表示された撮影フレームがさまざまな方向に動き、撮影の瞬間にそのフレーム内に写り込めるかというゲームです。

　新型コロナウイルス感染対策をしっかり行い、マスク姿で並んだ渋野選手と笹生選手。トリッキーなフレームの動きに苦戦しながらも、抜群の運動神経と反射神経で反応していきます。結果、7回の撮影ポイント中4回で揃ってフレームインに成功。途中、2人の身長では届かない位置でのフレームもあったことを考えると、かなりの好成績を残しました。

　この動画が公開されると「何しとん（笑）」といった“ツッコミ”や「かわいい」「ずっと見てられます」というコメントが。海外ファンからは「メジャーチャンピオンは偉大なパフォーマー」といった称賛の声も集まりました。

　渋野選手は昨年の米女子ツアー最終予選会を20位で勝ち上がったために出場できる試合は限られていますが、今回の8位という成績に自信を深めた様子。24日（木）から始まる「JTBCクラシック」（カリフォルニア州）に向けて弾みをつけました。笹生選手は1試合空けて、31日開幕のメジャー第1戦「シェブロン選手権」（カリフォルニア州）に出場予定です。2人のさらなる活躍を期待したいところです。

（Hint-Pot編集部）