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勝訴か無罪か…犬が“判決を取ってくる”話題のおもちゃ 担当者が語る商品化の舞台裏

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

「判決等即報用手持幡」がわんちゃんのおもちゃになって登場【画像提供:株式会社バンダイ】
「判決等即報用手持幡」がわんちゃんのおもちゃになって登場【画像提供:株式会社バンダイ】

 裁判の判決を伝える報道を見ていると、「勝訴」などの判決内容が書かれた巻物を持って走ってくる人がいますよね。あれは「判決等即報用手持幡(てもちばた)」と呼ばれるもので、一般的には「びろーん」などと呼ばれているのだとか。一度は、あのびろーんを持って走ってくる自分を妄想したことがある人は多いのではないでしょうか。そんな妄想を愛犬が実現する、犬用おもちゃが大注目されています。その名も「勝訴マスコット」について、発売元である株式会社バンダイの開発担当者に商品化までの経緯やこだわり、魅力などについてお話を伺いました。

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今夏にツイッターで大反響を呼んだ企画会社のアイテムが待望の商品化

 今回、バンダイナムコグループ公式通販サイト「プレミアムバンダイ」で予約を受け付けているのが、判決を取ってくる犬用おもちゃ「勝訴マスコット」。紐付きの白地クッションで、表には行書体で「勝訴」、裏には「無罪」と書かれています。クッションを投げて、わんちゃんがくわえて戻ってくる姿は、まるで裁判に勝った人が垂れ幕を掲げているよう。まるで裁判所の前にいるような気分になります。

 実はこのクッション、商品企画会社「企画デザイン2時」が8月にツイッター上で試作品を発表したところ、約30万の“いいね”を集める大きな反響を呼びました。元々、同社のアイデアに注目していたバンダイ側が商品化をオファー。今回の販売に至ったそうです。

 試作品は表面だけに「勝訴」とプリントされていましたが、企画検討の段階で裏面にも文字を入れることになりました。バンダイの開発担当者によると、最初は「不当判決」というアイデアもあったそうですが、よりストレートに伝わる言葉の方がいいといった声や、硬い言葉とかわいいわんちゃんのギャップを指摘する意見も。「わんちゃんの存在自体が無罪なので」といった理由もあり、最終的には「無罪」に決まったそうです。

 開発段階で文字がベストの位置で映える見え方になるように、わんちゃんたちに協力してもらって微調整。また、勝訴の紙をイメージした商品ということで、「ただ綿を入れるとふわっとしたマスコットになってしまうところを、仕様を工夫して、ぱりっとした形状に近づけました」と商品のこだわりも教えてくれました。

 さまざまな個性のわんちゃんがいることも考え、「まずおもちゃに興味をもってもらうように」とマスコット内に「鳴き笛」も格納。プープー鳴らして興味を引くことで、紐で遊ばないわんちゃんも楽しめる商品に仕上がっています。

 サイズは大(幅約15センチ×縦約20センチ×奥行約2センチ)、小(幅約11センチ×縦約13センチ×奥行約1.5センチ)の2種類で展開。大型犬から小型犬、さらにねこまで楽しめるようになっています。

 価格も大が1300円、小が1000円とリーズナブルな設定のため、11月18日の予約開始から反響は大きいそう。バンダイでは「わんちゃん・ねこちゃんと暮らしている方はもちろん、ぬいぐるみなどに持たせてもかわいいので、ペット用に限らずさまざまな用途でお楽しみいただければと思います」と呼びかけています。

 予約の締め切りは12月2日(木)の午後11時。持ってくるのは「勝訴」か「無罪」か。このクッションで、わんちゃんとともに楽しいひと時を過ごしてみてはいかがでしょう。

○発売元:株式会社バンダイ
○企画元:企画デザイン2時

(Hint-Pot編集部)