目黒川沿いでは2年ぶりに復活　山手線の内側では最大規模

　桜の名所として知られる目黒川（品川区・目黒区）の沿道では、12月10日から「目黒川みんなのイルミネーション2021」がスタートしました。昨年はコロナ禍で中止されましたが、今年は約35万2000個のLEDが夜空を桃色に染めています。

　実施区間はJR五反田駅と大崎駅間にあたる約2.2キロ。山手線の内側では最大規模を誇るイルミネーションです。美しい光を演出する裏側では地球環境に配慮し、近隣の商業施設などから集めた廃食油をバイオディーゼル燃料にリサイクルした再生エネルギーを活用していることも大きな特徴でしょう。

新しい時代への幕開けを願う…丸の内に輝く希望の光

　東京駅の丸の内側（千代田区）では、「夜明けの光景」をテーマに新時代への幕開けを願う企画「東京ミチテラス2021～夜明けの光景～」が開催されています。開催趣旨によると、この「夜明け」とは、コロナ禍などの中で日本が迎える新時代の幕開けなどを意識したもの。「新時代の幕開けを社会に対して発信していく場になること」を目的としているそうです。

　丸の内駅舎・丸の内中央広場の樹木・行幸通りの樹木の全エリアは、夜明けを願うやわらかい光に包まれています。担当者は「さまざまな苦難を乗り越えて迎える2021年のクリスマスは、新しい時代の幕開け。東京・丸の内から希望を発信したい」とその思いを語りました。

（Hint-Pot編集部・西村 綾乃）