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クラゲ好きにはたまらない 手作りランプシェードが話題 京都水族館が語るこだわりとは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部・西村 綾乃

新潟県にある工房で制作されたクラゲ型ランプシェード【写真提供:京都水族館】
新潟県にある工房で制作されたクラゲ型ランプシェード【写真提供:京都水族館】

 もうすぐクリスマス。カップルや家族連れに大人気の京都水族館(京都市下京区)では、季節に合わせた空間演出や音楽を楽しむイベント「ふゆ恋すいぞくかん」が開催されています。中でも20種類のクラゲをガラス製のランプシェードで再現した企画「くらげのあかりたち」の空間は「幻想的」と話題です。ツイッター上で注目された投稿について、京都水族館(@Kyoto_Aquarium)の担当者に話を伺いました。

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新作5種を追加 全60個のランプが輝く

 飼育しているケープペンギンの相関図を掲示するなど、工夫を凝らした企画で楽しませてくれる「京都水族館」は冬イベントの真っ最中。館内のミュージアムショップでは、同館冬の風物詩になっている「オオサンショウウオツリー」がお目見え。世界最大級の両生類で、国の特別天然記念物に指定されている「オオサンショウウオ」のぬいぐるみを約70個積み上げた、高さ2メートルほどのツリーは撮影スポットとして人気を集めています。

 また、昨年好評だったクラゲ型のランプシェードを装飾する「くらげのあかりたち」を今年も実施。60個の明かりが「交流プラザ」の天井から吊り下げられ来館者の目を楽しませています。

 ランプシェードになったクラゲは、飼育スタッフ監修のもと新潟県にある工房で職人が制作しました。館内で各時期ごとに合わせて展示されている約30種のクラゲの中から、今年は新たに5種を加え全20種がモデルに選ばれています。

 新しく加わったのは、透き通った体と長く伸びる触手が優雅な「アトランティックシーネットル」、ぷっくりと丸く高さのある傘とフチの茶色が特徴的な「インドネシアンシーネットル」、厚みがある傘に入った縞模様が目を引く「クリサオラ・プロカミア」、4つの生殖腺が美しい「シロクラゲ」、傘が細長い形状の「サルシアクラゲ」の5種です。

 同館の公式ツイッターに様子を撮影した写真が投稿されると、「かわいいですね。実物が見たい」「このランプシェードどこかで買えないですか。欲しい」などのリプライ(返信)が集まりました。

 担当者は「サルシアクラゲは、傘の内側に伸びる細長いオレンジ色の生殖腺をランプの中の明かりで再現しました。生殖腺を再現するために他のランプと明かりを変えている点が注目ポイントです」とコメント。細部にまでこだわった明かりをぜひ楽しんで。