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どうぶつ

まるで人間 柴犬が「どこも悪くないです」と必死の訴え 動物病院での一幕に共感殺到

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

診察台の上での様子が話題になった柴犬のあさむらさん(画像はスクリーンショット)
診察台の上での様子が話題になった柴犬のあさむらさん(画像はスクリーンショット)

 毎年の狂犬病注射やワクチン、フィラリア予防など、動物病院に行く機会が意外と多いわんちゃんたち。しかし、苦手な子は少なくないようで……。診察室で獣医師が来るのを待っている間、飼い主さんへ必死に「どこも悪くない」と訴える柴犬が注目を集めています。投稿について、飼い主さんに話を伺いました。

 ◇ ◇ ◇

予想外の“はしご”にガクブル…

「よくしゃべるかまってちゃん」だという柴犬の「あさむらさん」は、2歳の女の子です。「性格は天真爛漫で穏やか。他のわんちゃんや人間が大好きです。2歳の人間の女の子と同じですね」と飼い主さん。普段から感情表現が豊かなため、家族からは「人間に近い」と言われています。

 そんなあさむらさんを最近、プチ悲劇が襲いました。トリミングサロンに連れていってもらったある日のこと、予想外の出来事が起こったといいます。

「サロンに行ったところ、あさむらさんの耳の中に少し炎症があるのをトリマーさんが見つけ、受診を勧められました。そこで急遽、隣の棟にある動物病院へ。いぬの美容院から病院への“はしご”でした」

 サロンできれいにシャンプーをしてもらい、雪の結晶などがデザインされたマフラーを巻いてもらってご満悦だったあさむらさん。しかし、突然病院へ連れていかれることになり、一気にテンションダウンしてしまいました。それでもどうにかおうちに帰ろうとギリギリまで粘ります。

 あさむらさんは診察台に上げられてもなお、先生が来るのを待つ間、飼い主さんに「どこも悪くないよ」とでも言うように切ない声で訴え始めました。

「いつも診察台に乗せると大げさに訴えてきます。特にこの日は予定外だったので、状況が分かっていない様子でした」

 全身を震わせて「帰りたい」オーラを発するあさむらさんの様子がツイッターに投稿されると、愛犬家からは共感の声が殺到。「あーちゃん頑張ったね」「震えながら訴えてますね。きゃわいい」「うちのいぬも、病院連れていくと車の中からずっとしゃべってるよ」などのリプライ(返信)が寄せられています。

 しかし結局は観念したのか、診察中は獣医さんにずっと背を向けていたそう。

「診察を終えて先生の姿が見えなくなると、何事もなかったような笑顔で看護師さんにアピールし始めました。診察台から降ろすと帰るドアに一直線。看護師さんが『ご褒美に』とくれたおやつも拒否して、早く帰りたいと必死でした」

 飼い主さんにとっては「いつもながら大げさな子」と呆れる部分も……。とはいえ、帰宅後は「トリミングではお利口さんだったと聞いたので、それも踏まえて大げさに褒め称えました」と振り返っています。

神奈川から500キロの道のりを越えて飼い主さんの元へ

診察を終えて安心した表情を見せるあさむらさん【写真提供:あさむらさん(@shibaasamurasan)】
診察を終えて安心した表情を見せるあさむらさん【写真提供:あさむらさん(@shibaasamurasan)】

 このエピソードからも分かるように、個性豊かなあさむらさん。飼い主さんのおうちにやってきたのは、先代犬の「のん太」ちゃんが旅立ってから1年ほど経った頃でした。

「のん太が不在になって、パパ(飼い主さんの配偶者)は寂しい毎日を過ごしていました。そのことを神奈川で暮らしている叔母に話すと、あっという間に探してくれて。あさむらさんが500キロの道のりを越えてやってきたんです」

 ユニークな名前は「どこにもない名前を」と、息子さんと一緒に考えたそう。そして、インパクトがある現在の名前に決定しました。

 あさむらさんの日常は、インスタグラム(nontamama131)でも見ることができますよ!

○取材協力:あさむらさん(@shibaasamurasan

(Hint-Pot編集部)