コロナ禍以降、度々話題に上がる牛乳や乳製品の原料となる生乳の大量廃棄への懸念。農林水産省などが年末年始に向けて牛乳消費を強く呼びかけている現在、こんな手軽な方法なら「大量消費」できそうと、あるレシピがツイッターをにぎわせています。それはJA全農（全国農業協同組合連合会）広報部（@zennoh_food）の公式ツイッターがツイートした、電子レンジで簡単にできるロイヤルミルクティーの作り方。温かな飲み物が恋しくなる今の季節にもってこいです。「Hint-Pot」編集部でも実際に試してみました。

　◇　◇　◇

ティーバッグのホチキスに要注意！　レンチン1分ロイヤルミルクティーの作り方

　ミルクたっぷりの濃厚なロイヤルミルクティーは、実は日本生まれ。普通のミルクティーはまず紅茶を作ってから牛乳やポーションを入れますが、ロイヤルミルクティーはお湯と牛乳で茶葉を煮出して作るのが一般的です。

　けれども、鍋で温めた牛乳にお湯でふやかした茶葉を入れて煮込み、最後は茶こしなどで茶葉を取り除くという方法はおいしい反面、手間も多く洗い物が増えてしまいます。また、うっかり目を離して牛乳を煮立たせてしまうと、膜が張って茶葉本来の風味を感じにくくなってしまうことも。

　しかし、全農がおすすめするティーバッグと電子レンジを使った方法なら、洗い物はマグカップ1つで手間いらずとあって大きな話題になっています。

【全農おすすめロイヤルミルクティーの作り方】
1. ティーバッグをセットしたマグカップに少量のお湯を注いで1分待つ
2. 牛乳を適量注いで電子レンジで1分程度温めれば出来上がり！

　なお、ホチキスが付いているティーバッグは、電子レンジを使用することができません。全農によると、その場合は牛乳を別途温めてから注ぐと良いようです。

　また、電子レンジのワット数はマグカップの形状や牛乳の温度にもよりますが、「Hint-Pot」編集部で実際にお湯少量に牛乳200ccを入れて600Wで1分加熱したところ、すぐに口にできる温かさに仕上がりました。熱めがお好みの場合は、10～20秒ほど加熱時間を延長すると良さそうです。

　さらに、お湯で茶葉を開かせることがポイントのため、1の工程で1分間待つ際にアルミホイルやマグカップカバーなどを載せて蒸らすと、より濃厚に仕上げることができました。アルミホイルなどを使用して蒸らした場合には、電子レンジで加熱する際に必ず取り外してください。

　投稿は話題を呼び、24日14時時点で8万件もの“いいね”が。また、「超簡単でシュガーレスのロイヤルミルクティーできました　鍋を洗う手間も省けるし牛乳消費ヤバイです」「これのレンチンする時にチューブのショウガと砂糖を入れて、なんちゃってチャイにしてます！　底にショウガが残るのはご愛敬」「なるほど！　茶葉を開かせるといいんですね！」など、たくさんのリプライ（返信）が寄せられています。

　砂糖やクリーミングパウダーを加えるなど、自分好みのアレンジも手軽に楽しむことができそうです。

（Hint-Pot編集部）