人が集まる新年はすっきりと気持ち良く迎えたいもの。整理収納アドバイザー1級の資格を持ち、風水などを用いたお片付け術を教えている田村優実さんによると、2022年は「36年に1回訪れる『五黄の寅年』とも言われる特別な１年」なのだそう。そこで優実さんに、運気を向上させるお掃除法などをレクチャーしていただきました。第1回は、掃除を始める前のポイントと「金運」を呼び込む方法についてです。

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不要なものを処分しよう

　2022年は十干が「壬（みずのえ）」、十二支が「寅」の年にあたる「壬寅（みずのえとら）」の年。優実さんによると「36年に1回訪れる『五黄の寅年』とも言われる特別な１年」なのだそう。

「2022年は激しい変化と、新しいスタートを切るような年になるでしょう。違和を感じていることがあれば、特別なパワーに後押しをしてもらいながら、本心に気付き行動していくことが開運の鍵です。良い運気を吸収できるよう、フレッシュな状態で迎えましょう」

　整理収納アドバイザー1級の資格を持つ優実さんは、お掃除のエキスパートでもあります。家の片づけをする前にまず「不要なものを処分しましょう」と呼びかけます。

「捨てよう、捨てようと思っていても普段は他の家事で精一杯だったり、売ろうと思っていてそのまま放置しているものがあったりする場合は、この機会に処分しましょう。不要なものを所有し続けることは、あなたの運の足を引っ張ります。

　これは、デジタルのデータにも同じことが言えます。スマートフォンやパソコンの中に山積みになっているアプリやメール、役目を終えたスクリーンショットや、プリントをする予定がないような好きではない写真なども削除しましょう」

キッチンを清潔にして金運向上を狙う

　毎日使う場所だけに、ごちゃごちゃとしやすいのがキッチンや洗面台などの水回り。優実さんによると、金運を向上させたい人は特に「キッチン」を清潔に保つ必要があるそうです。

「冷蔵庫の中身や食品のストックをすべて出し、賞味期限の切れた食材や使う予定のない食材がないかをチェックしましょう。引き続き保管する食材は、冷蔵庫など収納する場所を重曹や塩、天然のオイルなどで浄化した上で整理整頓。調理中に汚れやすいコンロや、お鍋にこびりついた焦げ付きも金運を遠ざけてしまいます。シンクに残った水垢などもピカピカに磨きましょう。ふきんやスポンジも新調して、気持ち良く新年を迎えたいですね」

　見た目をきれいにすることはもちろんですが、「管理が行き届いていない場所に目を配り、家の中にあるもの一つひとつと向き合い、要・不要を判断していくことが重要」だそう。

「不要だと思うものを取り除き、モノに指定席を設けて整理収納していけば、運も整っていきます。例えば、床に物を直置きしていると掃除機がかけにくくなり、拭き掃除も億劫になりますよね。直置きは陰の気を取り込んでしまうので、この機会に整理しましょう。管理するものが減れば、お掃除も楽になり、習慣化されていくことによって浄化につながります」

　要・不要を判断し、ものの置き場を決めることで整理整頓しやすいお部屋に。特別な片づけをしなくてもすっきり過ごすことができるのは理想的ですよね。次回は「出会い」と「健康」運を向上させるお掃除法について聞いていきます。

（田村 優実）

田村 優実（たむら・ゆみ）

約17年間の会社員生活を経て、現在は占いとお片付けを中心に活動中。四柱推命、易、姓名判断、気学の鑑定師範。整理収納アドバイザー1級。対面鑑定、オンライン鑑定、講座を開催する他、風水を取り入れたお片付けサポートも好評を得ている。2人の子どもと夫の4人家族。公式サイト「占いとお片づけ」