整理収納アドバイザー1級の資格を持ち、風水などを用いたお片付け術を教えている田村優実さん。36年に1回訪れる特別な一年「五黄の寅年」である2022年を前に、運気向上が期待できる掃除術をレクチャーしていただきました。2回目のテーマは「出会い」と「健康」の運気。玄関とお風呂場がカギになるそうですよ。

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玄関と窓を清潔にして出会い向上に期待

　2022年の干支は、36年に1度訪れる「五黄の寅年」にあたる「壬寅（みずのえとら）」。陰陽五行で「水」の意味がある「壬」と、「木」に属している「寅」の組み合わせです。壬は冬、寅は初春を表しており、雪が溶けて水になり力強く流れて進んでいくイメージを持っているのだそう。人や物の動きが活発になっていく年と考えられています。

　そこでぜひ呼び込みたいのが、恋愛や仕事などに大きく関係する「出会い」運。優実さんによると、掃除で力を入れるべき場所は人や運気が出入りする玄関と窓だそうです。

「1年以上履いていない靴、好きではない靴、古くなった靴、サイズや履き心地が合わない靴は処分しましょう。残す靴も洗いそびれているものは洗って、靴の裏を拭いて清潔に。靴箱などからあふれて出しっぱなしになっている場合は、収納できる数に減らしましょう。また、使用後は毎回収納場所にしまうことを心がけてください。玄関の床を水拭きすることもポイントです。水拭きは習慣化させるともっと開運していきます」

　窓はピカピカに磨くことももちろん大切ですが、「カーテンで吸い取った邪気を、洗って追い払う」とさらに効果的だそうです。

収納棚にある使っていないアイテムの確認を

　36年に1度の幸運な年に、仕事や学業、趣味などに思いっきり打ち込みたいと願う時、大切にしたいのは「健康」ですよね。優実さんによると、心身を健やかに保つために整えておきたい場所はトイと洗面所、バスルームの3か所です。

「本や写真など、トイレに長居をしたくなるようなものを置いている場合は撤去を。とにかく清潔に保ち、タオルは毎日取り換えましょう。洗面所とバスルームの鏡の水アカはクエン酸などでピカピカに磨いて。バスルームのカビや水アカも運気を下げてしまいます。ちょっと大変ですが徹底的に掃除しましょう」

　マットやタオルなど毎日使うものは収納場所を決め、いつも気軽に掃除できる環境を整えることが良い運気の維持につながると優実さん。使用していないボディケアやスキンケアのグッズなどがないか、棚などの中身を点検することも大切だそう。

「家中の掃除をすべて1人でやろうと思うと挫折してしまいがち。そんな時は、思い切って業者に依頼することもおすすめです。自分自身でお掃除しなくとも、ちゃんと運気はアップします。早めに取りかかるに越したことはありませんが、元旦までに間に合わなかった場合でも諦めずに掃除してください。気学では、立春の2月4日が2022年の始まりとされていますから、この日を第二の目標としてぜひ取り組んでみて」

　子育てをしている人向けには、子ども部屋についても追加のアドバイス。

「勉強道具と遊び道具を仕分けて、それぞれにいるもの、いらないものを判断していきます。子ども服はサイズアウトしてもう着る機会のない服が溜まっているケースも多いため、しっかり見直してお子さんの健康にも配慮しましょう」

（田村 優実）

田村 優実（たむら・ゆみ）

約17年間の会社員生活を経て、現在は占いとお片付けを中心に活動中。四柱推命、易、姓名判断、気学の鑑定師範。整理収納アドバイザー1級。対面鑑定、オンライン鑑定、講座を開催する他、風水を取り入れたお片付けサポートも好評を得ている。2人の子どもと夫の4人家族。公式サイト「占いとお片づけ」