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元保護ねこと飼い主さんの“愛の結晶”!? 17万人絶賛のハイセンスすぎる障子リメイク
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道を歩いているとたまに見かける“障子がボロボロ”のおうち。そこで「ああ……分かるよ」と思わず目を細めてしまうのは、恐らくねこの飼い主さんたちでしょう。試行錯誤の末、素敵な解決策にたどり着いたのは愛猫「ちくわ」ちゃんと暮らすイラストレーターのEconeco(@ECONECOxxx)さん。ボロボロだった障子が見事なセンスで生まれ変わり、大きな話題になっています。詳しいお話を伺いました。
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作品が誕生するきっかけになったちくわちゃんは元保護ねこ
「年末必死に障子の張り替え ねこにズタボロにされ続けてきた結果 全部にした仕様がこちらです」
……との言葉を添え、2枚の写真をツイッターに投稿したEconecoさん。ストライプや水玉などカラフルな柄の布が上手に組み合わされた障子は、海外でも人気を呼びそうなほどハイセンスです。でも言葉の通り、元はちくわちゃんがボロボロにしてしまった障子でした。
「柄の並びは全体的にバランスを見ながらですが、まったく計画性なく貼りました。普段から自分の絵柄の布でハンドメイド作品を作って販売しているので、慣れているのかもしれません。イラストに合わせると似合うシンプルな柄を合わせています」
圧巻の仕上がりだけに、ツイートは約17.4万件もの“いいね”を集めました。また、リプライ(返信)にも「配色がハイセンス!」「ステンドグラスみたい」「発想に天才的なセンスを感じます」といった絶賛の声が寄せられています。
そんな作品が誕生するきっかけになったちくわちゃんは元保護ねこ。元々ねこ好きのEconecoさんは、保護ねこ活動をされている方を通じて譲渡をお願いすることに。すると、当時はまだ子ねこの、小さくて真っ白なちくわちゃんがやってきたのだそう。
普段のちくわちゃんは温厚ですが、求めすぎると攻撃的な一面もあるとか。おかげで(?)、Econecoさん宅の障子はボロボロに……。よじ登ることもあるため、木枠には折れている部分もあるそうです。
「対策としてプラスチック製の紙やプラ段ボールを使うなど試行錯誤しましたが、全部ダメで。もしや布なら……と思いつきました」
布を切る、並べる、貼るという地道な張り替え作業。障子1枚分に6時間かかったそうで、Econecoさんは「やり始めてすぐ、大変さに気付いて後悔しました」と作業を振り返ります。それでも最後までやり抜き、何とも幻想的な空間を創り出しました。
また、布を使うことで障子紙と比べて冷気を通しにくくなり、部屋が暖かくなったという利点もあるのだとか。あらゆる障子をボロボロにしてきたちくわちゃんですが、こちらの障子はまだきれいに保たれているそうです。ちくわちゃんとの出会いがなければ生まれなかった今回の作品。これも“愛の結晶”と言えるのかも?
(Hint-Pot編集部)