どうぶつ
抱っこされたのに…元保護ねこのアンニュイな表情をとらえた一枚が話題 「何とも言えない顔」
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愛猫に愛情をかけるほど、喜びのリアクションを期待してしまうもの。しかしツイッターで話題になっている白茶ねこは、抱っこされているにもかかわらず、何とも渋い表情を見せています。一体なぜ……。愛猫との温度差を感じる一枚について、飼い主の桃丸(@DfW4kaghDkBZYX4)さんに話を伺いました。
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病院に連れて行かれると警戒!? 抱っこする側とは大きな温度差が
桃丸さんの配偶者さんに抱っこされたまま仏頂面を見せているのは「マップ」くん。残念ながら先日、17年の生涯を終えて現在は天国にいます。桃丸さんによると、生前は「生きることに一生懸命な頑張り屋さん」だったそうです。
マップくんは長く心臓の病気と闘い、末期の頃には家の中での移動にも苦労していたそうです。この日もお水を飲みにお風呂場まで行ったものの、リビングに戻ろうとする途中で座り込んでしまいました。
そこで配偶者さんが、リビングまで抱っこで移動させてくれることに。桃丸さんによると、通院の際は配偶者さんが抱っこしてキャリーケースまで運びます。そのため、マップくんは「もしや……」と警戒してしまったのか、何とも渋い表情になってしまったようです。
一方で配偶者さんはこの時、「かわいいね~」とデレデレだったそう。マップくんと配偶者さんのギャップに、桃丸さんは「温度差がすごい!(笑)」と思わずにはいられませんでした。
ちなみに、マップくんは配偶者さんの膝上で受けるブラッシングが好きな反面、元気な頃から抱っこが嫌いだったそう。そうしたこともあり、桃丸さんは「私が抱っこしてもこんな顔だったかも……」と想像します。
マップくんのアンニュイな表情の写真が公開されると、1万件近い“いいね”を集める反響を呼びました。そして、「こんな微妙な顔って初めて~」「梅干し食べちゃったみたいなおかお」「何とも言えない顔がキュートです」など、やはりおかおに注目するリプライ(返信)が多数寄せられています。
河原で捨てられていたところを保護 1本の電話でお迎えを決意
桃丸さんの元で幸せな生涯を送ったマップくん。河原で保護された時は、生後半年ほどの子ねこでした。
河原で桃丸さんがマップくんの姿を目にした時、中学生の男の子の後をついて歩いていたそうです。男の子に声をかけたところ、「(マップくんを)連れて帰りたいんだけど、どうしたらいいか分からない」と一言。そこで、当時ねこの保護活動をしていた桃丸さんがマップくんをキャリーケースに入れて男の子の家まで送り届けてあげました。
しかしその夜、男の子の父親から桃丸さんに「ねこをもらっても困る! 連れて帰ってくれ!」と電話が。その時はすでに冷え込みを感じる季節だったため、桃丸さんはマップくんのお迎えを決意しました。
現在、桃丸さん宅には16歳の女の子「桃」ちゃんと11歳の女の子「ぽちょ」ちゃんが暮らしています。2匹は高齢期にあたる年齢ですが、桃丸さんはどちらにも「老猫ならではの愛おしさ」を感じているそうです。
また、桃丸さんはこれまでマップくんをお世話する様子も積極的に発信するなど、介護をとてもポジティブにとらえています。天国のマップくんには、桃丸さんの愛を一身に受けて過ごす2匹のことをこれからも見守っていてほしいですね。
(Hint-Pot編集部)