横浜の名物「崎陽軒」のシウマイをテーマにした客室が、JR新横浜駅に直結した「ホテルアソシア新横浜」（同市港北区）に誕生しました。2種のコンセプトルームはウェルカムドリンクならぬ「ウェルカムシウマイ」や「ひょうちゃん」のマスコットホルダーなどの特典も準備。担当者が「横浜滞在を満喫して」と呼びかける魅惑のサービスを紹介しましょう。

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崎陽軒とコラボレーション　期間限定の特別ルーム

「ホテルアソシア新横浜」に期間限定で誕生したのは、「駅弁ルーム」と「ひょうちゃんルーム」の2部屋。「駅弁ルーム」は、崎陽軒がこれまで販売してきた駅弁の「かけ紙」や「シウマイ弁当」のパッケージがモチーフになったクッションなどが並べられ、レトロな雰囲気が漂います。

　一方、「ひょうちゃんルーム」は、ファンが多くコレクターも存在するという、シウマイの箱に入ったしょうゆ入れ、ひょうちゃんが主役。室内には、ひょうちゃんのオリジナルグッズやパネルなどが飾られています。

　どちらの部屋にも、崎陽軒の工場見学でしか見ることができない全48種類のひょうちゃんを展示。また、崎陽軒オリジナルのマグカップやタオルケットなども用意されており、各種オリジナルグッズを自由に利用することが可能です。

　また、2部屋とも新幹線の発着が見える部屋を確約。「ウェルカムシウマイ」として崎陽軒のシウマイ1箱（6個入り）とウェルカムビール（2本）が用意されている他、朝食にはシウマイ弁当とお茶（2セット）が翌朝に部屋まで届けられます。

　さらにお土産として、ひょうちゃんマスコットホルダー（2つ）や全国の崎陽軒で利用できる2000円分の商品券も付いたお得なセットです。宿泊は2名利用のみ（添い寝は小学生までのお子様2名様まで無料）。料金は1室2万6000円～（税金・サービス料込み）。

期間は3月31日まで　予約者の9割が横浜市民！

　ユニークな企画は、同ホテルの「お客様に特別な宿泊体験を楽しんでいただきたい」という思いと、崎陽軒の「横浜をもっと盛り上げたい」という願いが重なり実現したもの。

　今月15日からスタートした予約は好調で、部屋を設定している3月31日（木）まで満室状態。「キャンセルが出ない限りは予約が取れない状況」とうれしい悲鳴を上げています。

　テレビなどでプランが紹介された直後には、ツイッターなどでも反響が。「『シウマイ弁当』の包み紙やシウマイの写真の布団で寝てみたい！」「泊まってみたい」とたくさんの人が関心を寄せていました。

　予約者の9割が横浜市民という状況に、ホテルの営業担当者はびっくり。「横浜や崎陽軒が好きな方にとって、今回のプランにある『ウェルカムシウマイ』という言葉が、ここまで注目されるパワーワードになるとは想像もしていませんでした。このコンセプトルームが横浜を観光するきっかけになれば」と話しています。

（Hint-Pot編集部・西村 綾乃）