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リアル恵方巻にびっくり 仙台と横浜の水族館が節分企画 アナゴのぬいぐるみも人気

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

仙台の水族館には「福を招く」と言われるフグも仲間入り【写真提供:仙台うみの杜水族館】
仙台の水族館には「福を招く」と言われるフグも仲間入り【写真提供:仙台うみの杜水族館】

 今年の節分は2月3日。その年の恵方を向いて無言で食べると縁起が良いとされる「恵方巻」も、そろそろ出回り始めています。そんな恵方巻の代表的な具の一つとして知られているのがアナゴです。アナゴを飼育・展示している「仙台うみの杜水族館」(仙台市宮城野区)と「横浜・八景島シーパラダイス」(横浜市金沢区)では、節分にちなんだ「アナゴの恵方巻水槽」を2月6日(日)まで開催中。両施設が公式ツイッターなどに投稿している動画や写真が注目されています。

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リアル恵方巻!? ユニークなアナゴの展示

 狭い場所を好み、穴などに潜り込む「アナゴ」の習性を生かした企画「アナゴの恵方巻水槽」。2020年に「仙台うみの杜水族館」で初登場したものです。恵方巻を模した筒の中から数匹が顔を覗かせいる姿は「かわいい!」と人気に。施設の公式ツイッターが企画をPRした当時の投稿には、2.8万もの“いいね”が集まるなどの反響が寄せられました。

 2021年には展示に用いる「恵方巻型の筒」の作り方を「横浜・八景島シーパラダイス」に伝授。以降、両水族館では冬の風物詩になっています。

 水槽の中に筒を設置すると、狭いところが好きなアナゴは面白いように中へ吸い込まれていくそう。筒の穴から顔や尾ビレを出した様子は、本物の恵方巻のようです。「顔を覗かせているところがかわいい」「表情が面白い」と来場者の目を楽しませています。

 仙台うみの杜水族館では、「福を呼び込む」と言われる海の動物「フグ」も仲間入り。担当者は「より縁起が良い水槽になった」と語ります。

 今年の展示は2月6日(日)まで。両水族館の公式ツイッターでは1月上旬に企画のスタートをお知らせしており、リプライ(返信)には「時期が来ると楽しみになってきました」「とってもかわいい!」などの反応が寄せられています。入場料や営業時間など詳細は、それぞれの公式サイトで確認を。

関連グッズやフードも見逃せない 恵方を向いて食べたら願いが叶うかも?

アナゴの恵方巻を模したフードが初登場【写真提供:仙台うみの杜水族館】
アナゴの恵方巻を模したフードが初登場【写真提供:仙台うみの杜水族館】

 両水族館で公開されているのは、日本各地の沿岸の砂泥底に生息している「マアナゴ」。全長は40~90センチほどあり、体は褐色で、側線上に並ぶ白い点線の模様が特徴です。狭い場所を好み、穴などに潜り込む習性があることから「穴子」と呼ばれるようになりました。

 毎年訪れているファンのため、両水族館の土産店ではアナゴの恵方巻をイメージしたぬいぐるみも登場しました。アナゴを恵方巻の中から取り出して、別々に遊ぶこともできるそう。価格は3300円(税込)で、売り切れ次第終了です。

 さらに、仙台うみの杜水族館のフードコートには「アナゴの恵方巻水槽」をイメージしたフードメニューも初登場しました。

 平日のみ数量限定で提供される新メニュー「恵方巻みたいなジャンボカレードッグ」はアナゴに見立てたソーセージをパンで包んだ一品。2022年の恵方である「北北西やや北」を向いて食べれば、願いが叶うかもしれません。販売は2月4日(金)までで、価格は880円(税込)。

(Hint-Pot編集部)