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朝焼けの富士山と霧氷 奇跡の一枚に大反響 「合成かと思った」
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これまで旅行先などで「息をのむような絶景」に出会った経験はありませんか? しかし、いざそれを写真に残そうとしても思い通りにいかない……なんてことも。SNS上では今、朝焼けの富士山と霧氷を完璧に収めた1枚の写真が大きな話題を集めています。あまりにクオリティが高いため、見た自分の目を疑うような声も続出。“奇跡の一枚”を公開したAyuMi(@a_yumi0425)さんに、この写真に対する思いや撮影時の苦労などを伺いました。
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「一か八かの賭けで向かった」霧ヶ峰で撮影 道中で「勝利を確信」
朝焼けに映える真っ白な富士山。手前には霧氷に覆われた無数の針葉樹が並ぶ雪景色。上空には筋状の巻雲が浮かび、朝焼けのオレンジに染まって幻想的な世界を作り上げています。富士山の美しいフォルムや木々の質感を見ると絵画のようにも思えますが、これはAyuMiさんが撮影した風景写真。まさに「息をのむような絶景」と言ってもいいでしょう。
この写真がツイッターで公開されると、凄まじい反響を呼びました。付けられた“いいね”はたった2日間で10万を軽くオーバー。リプライ(返信)では「素晴らしい写真」「これは優勝」「長野県民なのにこんなの見たことない」「浮世絵みたいな写真」と絶賛の声が寄せられる一方、「きれいすぎて合成かと思ってしまいました」と“疑惑”すらかけられるほどでした。
この写真の撮影場所は長野県中部に位置する霧ヶ峰。AyuMiさんは以前からインスタグラムや他のツイッター投稿などで、ここから撮影された富士山に憧れていました。「一度でいいから見てみたいなぁ」と思い、天気予報を見ていたそう。そこで「一か八かの賭けで霧ヶ峰に向かってみました!」と行動に移しました。
到着後に霧氷も目の当たりに…「勝利を確信した」瞬間
到着した17日の朝は予報通りの晴れ。富士山には雲一つかかっておらず、空は朝焼けのオレンジに染まって撮影には絶好の条件が揃いましたが、AyuMiさんはそこでももう一つの奇跡と出会いました。それは、眼下に広がる木々を覆いつくした「霧氷」。過冷却された霧が木々に着氷してできる現象を目の当たりにして「勝利を確信した」そうです。
実は今回の投稿のリプライの中には、別日に同じ場所で撮影しても「霧氷はなかった」というメッセージもあったほど。幸運を掴んだAyuMiさんは望遠レンズをかまえましたが、そこにはもう一つの戦いが待っていました。
「富士山と霧氷とは結構距離があったので、どう撮影しようかと迷っていました。あとはとにかく寒すぎました」
ただでさえ朝焼けの写真を撮影するのは簡単ではありません。目視では鮮やかなコントラストが浮かび上がるのに、写真を撮ると朝焼けの空の部分が飛んでいたり、目の前の雪景色が黒っぽくなったり……。そんな悩みを解決するアイテムが「ハーフNDフィルター」。これを装着して撮影すると明暗差をなくすことができ、真っ白い雪景色をそのまま記録できるそうです。
AyuMiさんは撮影中、「白飛びしていないかな」「設定間違っていないかな」と不安になりながらもシャッターを押し続けました。そんな苦労の中で生まれた奇跡の一枚。今回の投稿に寄せられたリプライへの返事にも綴ったように、「大勝利でした。最高の朝でした」と大満足で引きあげました。
「今回いただいた声の中では『日本画みたい』『東山魁夷の絵のようだ』『絵じゃないんですか』といったものが印象に残っています」と反響の大きさを振り返るAyuMiさん。2年前の京都旅行辺りから撮影するようになった風景写真は、インスタグラム(a_yumi0425)でも見ることができます。これからも、素敵な写真を撮り続けてほしいですね。
(Hint-Pot編集部)