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ねこがカメラで撮影!? 保護ねこ写真家の作品に5万人驚愕 撮影の舞台裏は
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ねこはとってもフォトジェニックな存在。これまでも多くのカメラが“決定的瞬間”をとらえてきました。でも今度は、ねこが撮影側に回ってしまったかも? ツイッターで話題を呼んでいるのは、キジトラねこが一眼レフカメラの液晶モニターを見つめている写真。まるで撮影した写真の出来を確かめているかのようなストーリー性を感じる瞬間は、一体どのようにして撮影されたのでしょうか。“保護ねこ写真家”として活動する投稿者さんに、5.3万件もの“いいね”を集めた投稿の舞台裏や、保護ねこをテーマにした撮影を始めたきっかけなどについて話を伺いました。
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3年前から撮影を開始 写真の力を通じて保護ねこを周知
「すごいのが写ってたみたいw」というメッセージとともにツイッターで公開された3枚の写真。写っているのはかわいいキジトラねこですが、その構図が何とも秀逸です。
ねこちゃんは一眼レフカメラの液晶モニターを食い入るように見つめ、納得したような表情や独り言をしゃべっているような顔を見せています。一体どんな写真を撮影することができたのか、見せてほしくなりますよね。
投稿者さんによると、この写真を撮影したのは今年2月。普段からねこの保護活動に参加している投稿者さんは、カメラを三脚にセットしたまま放置しておくことがあります。すると、ぶら下がったストラップなどに気付いた地域ねこが勝手に遊んでくれるのだそう。
そして投稿者さんは、その瞬間を遠くからシャッター音をサイレントモードにして撮影。またねこにストレスを与えないよう、被写体との距離を広く保つなど細心の注意を払うそうです。今回の写真もこうした方法で撮影されました。
何とも面白みのある今回の写真がツイッターで公開されると、5.3万件もの“いいね”を集める大反響。リプライ(返信)欄には「ぴーんと伸びた足がかわいい」「前世はきっと名のある立派なカメラマンだったに違いない」「何てかわいいフォトグラファー」「かっこいいぞ~」「このカメラマンさんに撮ってもらいたい」など、さまざまな反応が寄せられました。
投稿者さんが地域ねこを撮影し始めたのは3年ほど前のこと。保護活動をしていた友人に同行して子ねこの写真を撮影すると、周囲から大きな反響が寄せられたといいます。
これをきっかけにして、「趣味の写真で何か力になれるかもしれない」と考えた投稿者さん。保護活動中の撮影を続けることにしました。現在は捨てねこや親と離れてしまった赤ちゃんねこを保護するミルクボランティアなどの活動が中心だそうですが、その傍らで撮影しSNSに投稿。保護ねこについて広く知ってもらえるよう努めています。
投稿者さんはツイッター以外にもインスタグラム(ryostory1124)で保護ねこの写真を発信しています。素敵な写真の数々によって保護ねこへの関心が高まり、一つでも多くの命が新しい飼い主さんによって助けられることを願いたいですね。
○取材協力:Ryostory1124 保護猫写真家(@ryostory1124cat)さん
(Hint-Pot編集部)