どうぶつ
失敗写真がまさかのクオリティ!? 9.5万人が“いいね”した保護ねこの奇跡の一枚 「宇宙の神秘。」
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写真撮影の際に「失敗してしまった!」という経験は、誰にでも一度はあるのではないでしょうか。しかし意図せず撮影したにもかかわらず、改めて見返してみたら笑える奇跡のベストショットになっていたという場合も。そんな写真たちを集めたハッシュタグ「#全日本失敗写真協会」がSNS上で話題になっています。その中でもひときわ目を引いたのが、二代目ニャン吉(@nekokichiojisan)さんが撮影した愛猫の写真。瞬く間に9.5万件の“いいね”が集まっています。飼い主さんにお話をお聞きしました。
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正体は2歳の男の子、ニャン吉くん
暗い闇夜に浮かぶ、まん丸のお月様――その中にいるのはウサギではなく、かわいらしい白ねこ!?
「弟子が亡き師匠を偲んで見上げた夜空みたいな写真になったよね」
飼い主さんは写真にこうコメントを添えています。確かに、アニメなどで出てくる、誰かに思いを馳せているワンシーンのようです。
偶然、“亡き師匠”のようになってしまったねこの名前は「ニャン吉」くん。2歳の男の子です。親ねことはぐれてしまったのか、飼い主さんの自宅付近を1匹で歩いていたところを保護されました。
好奇心旺盛でラップの芯がお気に入り。芯を5センチくらいの輪切りにしてあげると、転がしたりしてよく遊ぶのだとか。
ある日のこと、「ラップの芯越しにねこを撮影したらかわいいかも」と思い付いた飼い主さん。早速、挑戦してみるもののうまくいきません。
ニャン吉くんは穴の向こうから、しっかりとカメラ目線を送ってくれているはずなのに、周りがあまりにも真っ暗なせいか、想像していた仕上がりとは全然違うものになってしまいました。こうして生まれたのが、あの奇跡の一枚です。
写真に添えられた、あまりにぴったりな設定に「宇宙の神秘。」「満月みたいに光ってますね……」「腹筋ヤバイwww」など、コメントが殺到。映画『007』のようだという声や、“アイリス・アウト”と呼ばれる、昔のギャグアニメなどでよく使われた手法を思い出す人もいました。
ニャン吉くんの面白写真を通して、「少しでも動物と生活をともにすることの責任を考えていただけたらうれしい」と話す飼い主さん。毎日たっぷりの愛情をニャン吉くんに注ぎ、日々の記録を撮影し続けています。
(Hint-Pot編集部)