国内ニュース
白髪に悩む女性 「外出が億劫」と6割以上が回答 最も出かけたくない場所は
公開日: / 更新日:
パサついたり、広がってしまったり、髪の毛の悩みは尽きないもの。加齢とともに変化する髪質の中で、最も多い悩みが「白髪」といいます。アンケート調査によると、白髪に悩む女性の6割が「外出が億劫になる」と回答。最も行きたくない場所として「同窓会」が挙げられるなど、複雑な女心が垣間見えました。大人の女性たちの本音をまとめました。
◇ ◇ ◇
「老けて見られたくない!」 同窓会から足が遠のく人が多いよう
フリーアナウンサーの近藤サトさんや、モデルの弥生さんなどグレイヘアを楽しんでいる女性も多くなりました。しかし、「老い」のイメージがある「白髪」について、受け入れにくいと感じる女性も多いようです。
ヘアブランド「綺和美(きわび)」を展開するスリーエム株式会社(東京都千代田区)は「白髪が目立ってきたと感じた時に一番行きたくない場所は○○? 大人女子の白髪事情」をテーマに2021年10月にアンケート調査を実施。インターネットを使った呼びかけに20~50代以上の女性100人が応じました。
行動範囲の変化としては、「白髪が気になると外出が億劫になることはありますか?」という質問に対し、66%が「外出が億劫になる」と回答。一番行きたくないと思う場所としては「同窓会」や「友人に会う場所」を挙げた人が多く、「いつまでも若々しくありたい」と願う女性心が垣間見える結果となりました。
また、行きたくない場所で次に多かったのは「デパートや百貨店」などの商業施設。中でも「化粧品売り場に行きたくない」など、「美を追求」する場に足を向けたくないという人もいました。
子育てをしている人からは「子どもの学校」という声も。同じ年齢の子どもを持つママ友に「老けて見られたくない」と抵抗感を持ってしまうようです。他には、「職場」や「旅行など写真が多く残る場所」が続きました。
白髪対処法は「思い切って出かける」
普段、白髪染めなどでケアをしていても、髪をブラッシングしている時などふとした瞬間に分け目からぴょんと飛び出してくることも多い白髪。憂鬱な気分を吹き飛ばす対処法についても女性たちに聞きました。
20代の女性は「たまに1、2本出るくらいですがその度に抜きます」と応急処置で対応。30代では「分け目などを変えてなるべく目立たないようにしてます」「できるだけ隠すようにヘアセットをします」といった声も。白髪の量によっても対処法が異なるようです。
白髪が生える場所が増加してくる40、50代は「急には染められないので、スプレーを愛用」「なるべく帽子をかぶる」「ヘアファンデーションで隠す」など苦心しているようです。他に多かった回答としては「諦めて出かける」という潔いものもありました。
白髪予防には「生活習慣を整えることが大切」です。綺和美の担当者は「髪を元気にする三大栄養素を意識して摂るのがおすすめ」と呼びかけています。
髪の育成に欠かせない栄養素は「タンパク質」「ミネラル」「ビタミン」の3つ。これらは、レバーなどの「肉類」、「魚介類」「ナッツ」などから摂取することができます。また、髪を黒くする色素のケラチンやチロシンの原料を豊富に含んだ「海藻類」や「大豆類」も健康的な髪に近づく第一歩といいます。
食事の他にも、ウォーキングや軽いジョギング、水泳といった有酸素運動、質の良い睡眠を心がけるなど、生活習慣を見直すことも大切といわれます。避けられない老いとは、上手に向き合っていきたいですね。
(Hint-Pot編集部・西村 綾乃)