からだ・美容
太って見える原因は“姿勢の崩れ”? 正しい姿勢のチェックとひねって伸ばすエクササイズ
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年末年始の連休や厳しい寒さなど、冬の運動不足にはたくさんの理由があります。鏡にふと映った自分の姿を見て、「太った?」と感じてしまう場面も増えたような……? 運動不足や暴飲暴食による体重の増加もありますが、実は“姿勢の崩れ”も原因の一つとか。新しい年の習慣にしたい正しい姿勢と簡単エクササイズについて、スタイル向上ヨガ講師のさぼともさんが解説します。
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正面の見た目だけではなく、体の側面も気を付ける
体型の崩れが気になった時は、食事や運動に気を付けることが多いでしょう。そこでもう一つ心がけたいのが、普段の「正しい姿勢」。姿勢の崩れはクセになっていることが多く、意識しないと気付きにくいものです。
姿勢が崩れていると体の筋肉バランスに偏りが生じるため、姿勢を保つ際に必要な「抗重力筋」の働きが衰えている可能性があります。抗重力筋とは、文字通り「重力に対抗する」筋肉。首から足首まで、前後に張りめぐらせている筋肉の総称です。
姿勢が崩れているとこの抗重力筋が機能せず、お腹が出てきたり、胸やおしりが垂れてきたりします。さらに、本来使われるべき筋肉を使っていないので、筋力と基礎代謝が落ちて太りやすい体になるともいえるでしょう。
代表的なものは「猫背」。背中が丸まり、アゴが前に突き出て、お腹の力が抜けて下腹部がぽっこり出ている姿勢です。生活の中で自分を正面から見ることはあっても、側面から見る機会は少ないので、あまり気にすることがないかもしれません。しかし、他人の目からはしっかりと見えるので要注意です。姿勢が悪いと実年齢よりも老けて見えることがありますし、体に「厚み」が出ることで太ったような見た目にもなってしまうのです。