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セクシー大根も収穫できる! パンの家庭菜園を14.3万人が絶賛 「発想が天才すぎる」
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形と味にさまざまなアレンジを加えることで、子どもだけでなく大人も楽しませてくれる創作パン。自分で作るとなると少々手間がかかったり、キャラクターなどがうまく再現できなかったりすることもありますよね。そんな人たちが思わず憧れるようなパンの世界が話題になっています。まるで畑から野菜を収穫しているような、見れば見るほどこだわりや愛情が詰まっている逸品。パン教室も主宰する制作者のRan(@konel_bread)さんにお話を伺いました。
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畑も野菜もすべてパンで手作り “セクシー大根”まで埋まっている芸の細かさ
ツイッターに投稿された1枚の写真には、小さな大根やニンジン、キャベツがまな板の上にずらりと並べられています。これから料理に取りかかる様子にも見えますが、その上には茶色い何かにささった野菜たちと、その野菜が抜かれた跡も。実はこれ、すべてパンで作られた作品なのです。
“Bread artist”として活動するRanさんは今回「畑のちぎりパン。子どもたちに好評だったので、リピ決定~」との一文とともに作品を公開。茶色のパンを「土」に見立て、そこにパンで作った野菜たちを植えました。
キャベツに至っては外観だけでなく、カットした切り口も葉が重なっているかのように見える完成度。大根やニンジンは葉の部分まで丁寧に仕上げただけでなく、時折見かける“セクシーな人型”のものまで並んでいます。
この写真には14.3万件の“いいね”を集めるなど、ツイッター上で大反響。「発想が天才すぎる」「子どもが絶対喜ぶ」「引っこ抜きたい」「これぞまさに食育」といった声だけでなく「全部パンなの?」「セクシー大根がいる(笑)」「芸が細かい」「キャベツの切り口のリアルさがすごい」といった、再現度と制作技術の高さを称賛するメッセージも寄せられました。
「人の形をした野菜が採れた瞬間の子どもたちの盛り上がりはすごかった」
見た目のインパクトだけでなく、細かなこだわりも見て取れる「畑のちぎりパン」。Ranさんに制作過程や子どもたちの反応などを伺いました。
Q. 今回の「畑のちぎりパン」を作ろうと思ったきっかけを教えてください。
「ふと思いついたんです。楽しいことをしたいという意識が常にあって、常にパンのことを考えているので、ふと思いつくことはよくあります」
Q. 材料や作り方を教えてください。完成までどのくらい時間がかかりましたか。
「まずココアで味付けしたパン生地でちぎりパンを作り、別で作った野菜パンをさしていきます。野菜パンの色付けは野菜パウダーを使用しました。完成まではだいたい3時間。そんなに苦労したことはありませんでした」
Q. お子様たちの反応はどんなものだったのでしょうか。
「10歳の長男と4歳の長女の2人ですが、子どもたちは本当の野菜を収穫しているのと変わらないくらい、楽しそうに笑っていました。特に人の形をした野菜が採れた瞬間の盛り上がりはすごかったです」
Ranさんがこうしたユニークなパンを作り始めたのは2014年くらいからだそう。動物やキャラクターを模したり、魚を3枚におろしたように見える独創的なデザインに挑戦したりと、これまでさまざまなパンを作ってきました。かわいらしくておいしそうなパンの数々は、インスタグラム(konel_bread)でも公開しています。
今後は絵本制作にも意欲的なようで「本の中にあるもの全部がパンでできている、パンの世界のお話。そんな絵本を作りたいです」と夢が広がります。これからもドキドキ、ワクワクさせてくれるようなパンで多くの人を楽しませてくれそうです。
(Hint-Pot編集部)