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コンビニに停車する“リアルミニカー” レトロ感満載に25万人がざわつく 「どこの車?」
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現代社会の生活で欠かすことができないものの一つが車。仕事で使う人、旅行やレジャーといったプライベートでフル稼働している人など、目的も用途もさまざまです。もちろん、デザインや性能などにこだわりを持ち、趣味の域を超えているような人も。こうした要素をたっぷり詰め込んだような「ミニカー」がSNS上で反響を呼んでいます。通りすぎたら誰もが振り返り、一度見たら忘れないレトロ感満載の愛車の所有者であるkaoruburu(@kaorububu501)さんにお話を伺いました。
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たまたま立ち寄ったコンビニでトイレから出てくると…
ある日、愛車を走らせていた投稿者さんは飲み物を買うためにコンビニエンスストアに立ち寄りました。そこでトイレを借り、店内に戻ると雰囲気が変わっていることを察知します。その時の様子とご自身の心境を綴ったのが、今回ツイッターで公開した写真でした。
「コンビニ来てトイレから出たら外の車で店内がざわついてる 戻りづらいな」
店内から撮影した写真に写っているのはスカイブルーの車。しかし、周囲の車と比べてみるとサイズ感が違うことに気付きます。タイヤも後輪は2輪ですが、前輪は1輪。実はこれ、投稿者さんが所有する「ミニカー」だったのです。
確かに見た目のインパクトは十分。それだけに、この写真が公開されると25万件以上の“いいね”が集まりました。リプライ(返信)も「かわいい~」「どこの車ですか」「『チョロQ』みたい」「こんな車でのんびりお出かけしたい」といった興味津々のコメントが殺到。中には「この車が生きていることに感動して涙が出た」と車に詳しい方からは懐かしむメッセージも寄せられました。
この時の様子について投稿者さんに改めて伺うと「トイレから出たら、店員さんとお客さん数人がヒソヒソ『すごい車がある』と話しながら車の方を見ていました。しばらく様子を見てから車に戻ると、『あの人が乗ってきたんだ!』という感じでした」とかなりの注目を浴びていたそう。それでも何事もなかったかのようにハンドルを握り、コンビニを後にしたそうです。
イタリア製のミニカー 法律上は「自転車」扱いのため車検は不要
この車はイタリア製の「スルーキー」という車種で、見ての通り1人乗り。外装のカスタムは施しておらず、普段は日常の買い物やお出かけ用ですが、仕事の配達でも使用しているそうです。排気量は50ccで、燃料はガソリンを使用。燃費は「メーカーは1リットル40~50キロと謳っていますが、実際は30キロほど」だそうです。
実は投稿者さん、このスカイブルーの車と合わせてミニカー5台のオーナー。「維持費も安く、どこにでも駐車できます。小回りも効くし、雨風もしのげて便利です」とミニカーの魅力を挙げています。
法律上は「ミニカー」の扱いとなるため、車検は不要。税金も年3000円弱と格安だそうです。投稿者さんがそんなミニカーに乗り続ける理由は実にシンプル。
「世の中、車の種類はたくさんありますが、だいたい1人で乗る機会が多い自分には『必要なものは、必要な時に必要なだけあれば十分』という感じ」との考えがあるそうです。その上で「車を見た人が喜んで笑顔になってくれるのが、こちらにとっても楽しいですね」
どうやら、人を喜ばせようとする“サービス精神”が大きなウエイトを占めているようで「もし、町で僕の車を見かけることがあったら、気軽にお声がけしていただけたらと思います。写真撮影もOKです」とも語ります。これからも、町行く人に驚きとワクワクを与えてくれそうです。
(Hint-Pot編集部)