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【2023年】ひな人形を飾る時期 良縁を呼ぶならいつ? 2月の二十四節気「立春」と「雨水」

公開日:  /  更新日:

著者:鶴丸 和子

「雨水」とは ひな人形を飾る時期?

雪が解け始め川に水があふれる頃(写真はイメージ)【写真:写真AC】
雪が解け始め川に水があふれる頃(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 立春を過ぎたら、ひな人形を飾るのが良いといわれています。「桃の節句」として知られるひな祭りですが、元々古代中国では「上巳(じょうし)の節句」として、3月の「巳(み)」の日に水辺で体を清めて宴会をし、災いや厄を払う習わしがありました。

 日本では、紙やわらで作った人形を川や海に流して無病息災を祈願する風習が、奈良時代の頃にはあったようです。雨水は雪が解けて川の水が豊かになる季節。そのため、水に関係する雨水の頃にひな人形を飾ると「良縁に恵まれる」といわれるようなりました。ただし直前に飾るのは避けた方が良いといわれています。2月の良き日に飾りましょう。

 二十四節気の2番目となる雨水。その七十二候は次の通りです。

○「雨水」(2月19日頃から)
初候:土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)2月19日頃
次候:霞始靆(かすみはじめてたなびく)2月24日頃
末候:草木萌動(そうもくめばえいずる)2月28日頃

 積もった雪や氷が本格的に解け始め、春の雨が大地を潤します。山々には春の霞がたなびき、草木が芽生え、春の息吹を感じさせるでしょう。これらは、農作業の準備を始める目安とされてきました。そうしたさまざまな“始まり”を感じる2月。感覚をとぎ澄ませて、春の訪れを感じたいものですね。

【参考】
「365日を豊かに過ごす 日本の四季、二十四節気、七十二候」(宝島社)
「にっぽんの七十二候」(エイ出版社)※エイはきへんに「世」
「絵で楽しむ 日本人として知っておきたい二十四節気と七十二候」水野久美書(KADOKAWA)
国立天文台「暦Wiki」七十二候
https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/B5A8C0E12FBCB7BDBDC6F3B8F5.html

(鶴丸 和子)

鶴丸 和子(つるまる・かずこ)

和文化・暦研究家。留学先の英国で、社会言語・文化学を学んだのをきっかけに“逆輸入”で日本文化の豊かさを再認識。習わしや食事、季節に寄り添う心、言葉の奥ゆかしさなど和の文化に詰まった古の知恵を、今の暮らしに取り入れる秘訣を発信。
インスタグラム:tsurumarukazu