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昭和30年代風に「インターネットやめろ」 当時のCMを思わせる動画に2.2万人驚愕

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

昭和30年代の5秒CMを現代に置き換えてみると……(画像はスクリーンショット)
昭和30年代の5秒CMを現代に置き換えてみると……(画像はスクリーンショット)

 テレビがまだ白黒だった昭和30年代、5秒CMというものがあったことをご存じですか? 商品名をストレートに伝える内容は短いながらも強烈なインパクトがあり、「インド人もびっくり」など多くの流行語も生み出しました。もし現代ならではの話題が当時のCMになったら……そんなことを実現した作品に2.2万人が驚きの声を上げています。制作者のかねひさ和哉(@kane_hisa)さんに、制作の意図や当時のCMへの思いなどを伺いました。

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昭和に数多くの流行語を生み出した5秒CM 現代にアレンジしてみると…

 現代のCMは、物語風のものや鮮やかなアニメーション、CGを駆使したものがごく当たり前。しかし、高度経済成長期の始まりといわれる昭和30年代は、白黒テレビと5秒CMの全盛期でした。たかが5秒、されど5秒。大事なことを伝えるには短いと感じる時間でも、やり方次第で強烈な印象を残すことができるCMの世界には奥深さを感じさせます。

 この時代の5秒CMからは、今でも知られるキャッチコピーや流行語も数多く生まれました。俳優の植木等さんが傘メーカー「アイデアル」のCMで使用したギャグ「ナンデアル、アイデアル」やエスビー食品「SBカレー」のCMで俳優の芦屋雁之助さんが言った「インド人もびっくり」など、何となく知っている人も多いでしょう。俳優の森光子さんが長らく出演していたタケヤみそのCMの「ひと味違います」は、今でも使われていますね。

 そんな当時のCMが持つ独特の味わいに関心を抱いていたかねひささん。「ネットミーム(インターネットを通じて人から人へ広がっていく文化や行動)と組み合わせてみると面白いのではないだろうか」と考え、1本の作品を作りました。

 その作品はもちろんモノクロ。「インターネ~ットや~め~ろ」という女性のコーラスとともに女性のイラストがアップになり、最後には「通信中毒から若者を守りましょう」との字幕が添えられています。また画像には古い映像にありがちな縦線、音声にはノイズも加えられ、当時のムードが満点です。

最後には「通信中毒から若者を守りましょう」の字幕も(画像はスクリーンショット)
最後には「通信中毒から若者を守りましょう」の字幕も(画像はスクリーンショット)

 かねひささんはこの動画を「ネットミーム『インターネットやめろ』がもし昭和30年代に放送された5秒スポットCMだったら」と一文を添えてツイッター上で公開。2.2万件の“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「めっちゃ30年代」「耳に残るリズム」「中毒性がある」といった声が。

 中には「当時だと『やめろと他人に命令口調で言うとは何様だ』とか『余計なお世話』とかいろいろ言われそう」と現代と比較するようなメッセージも寄せられています。