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平成に見える! 令和の新宿を映した映像に7万人が驚いた理由とは 「エモいとはこのこと」
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世の中の移り変わりが激しい様を「十年ひと昔」と表現しますが、近年は「五年ひと昔」と言っていいほどかもしれません。特に新型コロナウイルス感染症が出現した昨年からは、街の様子が“激変”しているような。時の流れを意識する機会が増えた今、ツイッター上では“2004年のビデオカメラで撮影された2021年の東京・新宿”が 7.5万“いいね”を集め 話題です。撮影者のディスク百合おん(@discyurion)さんに話を伺いました。
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鑑賞者に微妙な“時空の歪み”を感じさせる映像
「2021年の新宿を2004年のデジタルビデオカメラで撮りました」とシンプルな文言が添えられたツイート。そこで公開された映像はまず、JR山手線・新宿駅の構内から始まります。その画面は普段目にするテレビや動画配信サイトなどの映像よりも粗く、ひと昔前に撮影された雰囲気が。けれど、写っている情景は確かに2021年です。
鑑賞者に微妙な“時空の歪み”を感じさせながら、映像は新宿のランドマーク「新宿アルタ」前へ。電光掲示板が映ると、脳内には自然と「笑っていいとも!」のテーマソングが流れるかもしれません。そして次々と新宿の風景が映し出されると、ますます時間の感覚が分からなくなっていきます。あれ? これって確か2021年だよね……。
「確かに2021年だ」と分かるのは、すれ違う人たちが着用しているマスクです。けれど、少し荒い画面の中で見ると、2021年“当時”を振り返っている未来人の気分にも。「ああ、そんなこともあったな。大変な時期だったな」なんて、早くも過去を懐かしむモードに入ってしまいます。
この映像が公開されると、たちまち6.9万件の“いいね”を集める大反響に。リプライ欄では「おおおお、現代の風景なのに古く見える不思議……!」「良い味を出してますねえ。」といった映像への評価や、「なぜこの時代の人たちはみんなマスクをつけてるんですか?」「これ当時の新宿か~! 懐かしいな~!」といった“未来人”たちからの声も寄せられていました。
撮影者のディスク百合おんさんは、YouTubeでもこの映像のロングバージョンを公開。こちらにも「エモいとはこのことを言うのかな、って思ってしまいました。」「何か当たり前だけど、昔も今みたいに色鮮やかな世界が広がっていたんだなって」と日常の風景を再認識する声が寄せられていました。また、ツイッターでは新たに吉祥寺編も登場しました。