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チアリーダーが救ったピンチ 米大学バスケの一幕に世界が興奮「試合以上の盛り上がり」
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スポーツにつきもののアクシデントやハプニング。シリアスな状況になれば熱戦に水を差しかねないだけに、緊張感すら走ることもあります。「Hint-Pot スポーツSNS調査隊」は今回、米大学バスケットボールの試合で起こったハプニングを救った女性に注目。2メートル近い選手たちでも届かないような場所にはまったボールを、小柄なチアリーダーが見事に確保したシーンが大きな話題を集めています。
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バスケットボール全米大学選手権でのワンシーン 大男たちが苦戦する中で…
バスケットボールが盛んな米国では最高峰プロリーグのNBAが大人気ですが、その予備軍ともいえる大学バスケも毎年熱狂を生んでいます。中でもバスケットボール男子の全米大学選手権(NCAAトーナメント)は、将来のNBAスターの登竜門と呼べる大会。日本代表の八村塁選手(ワシントン・ウィザーズ)もゴンザガ大学での大活躍を経て、2019年にドラフト1巡目の9位という高評価でNBAプレーヤーになったのは記憶に新しいところです。
今年も熱戦が繰り広げられており、3月から始まったポストシーズンも24日までに16強が決定。今後は「エリート8」といわれるベスト8進出をかけた戦いが始まりますが、16強を争う試合中、思わぬシーンが全米で大きな注目を集めました。
17日(日本時間18日)に行われたインディアナ大学とセントメアリーズ大学の一戦。45対29でセントメアリーズ大学がリードして迎えた後半残り18分25秒の場面でした。ボールがバックボードの上に引っかかってしまい、そのままストップ。バスケットボールの試合ではたまに見かける光景ですが、今回は高さ4メートルという想定外のところにはまってしまったようです。
試合は中断され、ゴール下に置かれたパイプ椅子に2メートルを超える選手が乗ったものの届かず。審判がボードの柄の部分を伸ばしてボールを突き出そうとしますが、これもうまくいきません。ファンも固唾をのんで見守っています。
そこに登場したのがインディアナ大学のチアリーダーたち。試合前や試合中に見せる「リフト」と呼ばれるパフォーマンスで担ぎ上げられると、難なくボールを確保。会場は拍手と大歓声に包まれ、観客はチアリーダーたちをスタンディングオベーションで称えました。その様子を実況していたアナウンサーも大興奮。まるで優勝が決まったかのような口調でした。
この様子を米スポーツメディア「ブリーチャー・リポート」の公式ツイッターは「このチアリーダーたちは伝説になった」と一文を添えて、動画を公開しました。すると7.6万件の“いいね”が集まり、動画の再生回数は何と920万回を超えました。リプライ(返信)には「試合以上に盛り上がっている」「適材適所」「インディアナ大学にとって最高のプレーだ」といったコメントが寄せられています。
ハラハラドキドキの中で現れたヒロインたち。機転のきいた行動がバスケファンの記憶に刻まれたのは間違いないでしょう。
(Hint-Pot編集部)