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少女の“悲劇”が一転…米スポーツ界で生まれた心温まる物語に感動 「優しさは本物だ」

著者:Hint-Pot編集部

ステフィン・カリー選手【写真:Getty Images】
ステフィン・カリー選手【写真:Getty Images】

 チームで戦うスポーツは、怪我や休養などから毎試合の出場メンバーが同じとは限りません。チケットを買って観戦に行ったのにお目当ての選手がいなかった……という嘆きもよく耳にしますよね。「Hint-Pot スポーツSNS調査隊」は今回、そんな体験をした少女をめぐる感動の物語に注目。米プロバスケットボールNBAのスーパースターから粋な振る舞いを受け、悲劇から歓喜に変わったワンシーンが話題を呼んでいます。

 ◇ ◇ ◇

NBAの大スターから声をかけられた少女は感激の涙

 感動のシーンが生まれたのは現地時間3月10日、米コロラド州デンバーで行われたNBAデンバー・ナゲッツとゴールデンステート・ウォリアーズの試合前でした。チーム名からも分かる通り、デンバーはナゲッツの本拠地。ウォリアーズにとってはアウェー戦です。

巧みなプレーで相手を翻弄したカリー選手【写真:Getty Images】
巧みなプレーで相手を翻弄したカリー選手【写真:Getty Images】

 そこでコートサイド席に座っていた少女は、大胆な服装で目を引きました。どうやらウォリアーズのエース、ステフィン・カリー選手の大ファンのようで、ウォリアーズのキャップとレプリカジャージーを身に着け、自作の「GO WARRIORS! MVP STEPH CURRY」の応援ボードを準備して試合開始を待っています。

 間もなく現れたカリー選手を見た少女は号泣。するとカリー選手は少女の元に歩み寄り、優しくグータッチを交わしました。そして少女の肩に手を置き「サインさせてくれないか」と言葉をかけたのです。

 すぐに少女が持っていたトレーディングカードと応援ボードにサインを書いたカリー選手。次には「笑ってよ」ともうひと言かけます。感激で涙が止まらなかった少女は笑顔を見せ、最後はツーショット写真を撮ることができました。

 この様子が米放送局「NBCスポーツ」のウォリアーズ専門ツイッターで公開されると全米で大反響。動画の再生回数は16万回近くに及び、リプライ(返信)には「最高だ」「カリーの優しさは本物だ」「私も泣くだろうな」といった声が寄せられました。

3年待ちわびた試合でまさかの展開 思いも寄らぬ救いの手が

 これだけでも少女の感動やカリー選手の優しさが十分に伝わりますが、実のところこの話には“前段”がありました。

 話は3日前の現地時間3月7日にさかのぼります。少女はカリー選手を応援するためにデンバーまで“遠征”していたそうです。少女の母親によると、3年間旅費をこつこつと貯めて念願のNBA観戦だったのだとか。しかし、この日の試合にカリー選手の姿はありませんでした。

 その日の一戦は昨年末の予定が中止になっていたことによる“振替試合”。そのため、ウォリアーズはカリー選手を含む数人の主力を休養させたのです。しかし、そんな事情を知らない少女はお目当てのカリー選手に会えなかったことで号泣。「NBCスポーツ」のツイッターは当時、その様子をとらえた映像も公開しており、多くのファンが同情の声を寄せていました。

 すると、この話を知ったウォリアーズの広報担当者が少女と母親に連絡し、3日後の試合チケットをプレゼントしたのです。そんな経緯で再びアリーナに足を運んだ少女。もちろん、カリー選手もこうしたやり取りを知っていました。悲劇から歓喜に変わった4日間の物語にも、ファンからは「よかったね」「やっとカリーに会えたんだ」「お金では買えないものをもらったね」といった温かい声が寄せられています。

ファンとグータッチしながら引き揚げるカリー選手【写真:Getty Images】
ファンとグータッチしながら引き揚げるカリー選手【写真:Getty Images】

 カリー選手は過去、得点王とMVPに2度ずつ輝き、さらに3度もNBAチャンピオンになった大スター。少女が見守った10日の試合では両チーム最多の34得点を叩き出して勝利に貢献し、NBA史上49人目の通算2万得点達成というメモリアルゲームにもなりました。

 試合後、「NBAはファンあってのものなんだ」と語ったカリー選手。少女だけでなく、多くのファンの記憶に残るシーンになったのは間違いないでしょう。

(Hint-Pot編集部)

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