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ゴルフ渋野日向子 米国で見せたお茶目ポーズにのぞいた人柄 「見ていて楽しかった」
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2019年8月の海外女子ゴルフ「AIG全英女子オープン」でメジャー大会初優勝を果たし、日本女子ゴルフ界の歴史を塗り替えた渋野日向子選手(サントリー)。飾らない性格と明るいキャラクターで世界のゴルフファンからも愛され、女子ゴルフの枠を超えた人気アスリートになりました。「Hint-Pot スポーツSNS調査隊」は今回、そんな渋野選手が再びビッグタイトルに挑戦した大会のワンシーンに注目。グリーン外からチップインで狙ったショットで見せた“ゴルファーあるある”のポーズで世界のファンを虜にし、大きな話題になっています。
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米女子ゴルフメジャー大会「シェブロン選手権」で一時単独首位
2018年のプロテストに合格し、19年から日本ツアーに参戦した渋野選手。同年5月の「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」で初優勝を果たすと、そのわずか3か月後には米女子ツアー(LPGA)のメジャー大会「AIG全英女子オープン」でも優勝しました。日本勢としては1977年に「全米女子プロゴルフ選手権」を制した樋口久子さん以来、44年ぶりのLPGA優勝という快挙です。
ラウンドの合間におやつを食べる姿や、随所で見せる屈託のない笑顔は「シブコスマイル」と称賛され、一気に人気者に。その後、調子を落とした時期もありましたが、昨年末の「LPGA2022最終予選会」(Qシリーズ)で20位に入り、45位以内に与えられる米女子ツアー出場権を獲得して、今シーズンからは米国に主戦場を移しています。
そんな渋野選手が臨んだのは、今シーズンのLPGAメジャー大会初戦である「シェブロン選手権」(カリフォルニア州ミッションヒルズ・カントリークラブ)。初日から好内容のプレーを見せて、2日目には単独首位に浮上しましたが、3日目に崩れて優勝争いからは脱落してしまいました。しかし、最終日に7つのバーディーを奪って巻き返し、通算10アンダーの4位タイで終えています。
カップにボールが入るか入らないか その瞬間のポーズは“ゴルファーあるある”
惜しくも海外メジャー大会2勝目とはなりませんでしたが、初日から好調だった渋野選手。随所で好プレーを見せて観客を沸かせました。中でも魅せてくれたのは、2日目の13番ホール。2打目でグリーンに乗せられませんでしたが、グリーンエッジから柔らかなタッチのショットでチップインを狙いました。
ボールはカップに向かっていきましたが、届くか届かないか微妙なショット。打ち終わった渋野選手は背筋をピンと伸ばしながらも、両膝をくいっと曲げて“入れ!”と言わんばかりのアクションを見せました。
その思いが通じたのか、右にそれかけたボールはカップに吸い込まれるように入り、既定の4打より1打少ないバーディーに。入った瞬間、渋野選手はポニーテールを揺らしながら前のめりに軽く飛ぶようなお茶目なポーズを見せました。そしてキャップに手をやり、ファンに満面の「シブコスマイル」を披露。大きな拍手に包まれました。
米女子ツアー公式ツイッターがこの様子をとらえた動画を公開すると、リプライ(返信)には「見ていて楽しかったわ」「笑顔がいいね」といったメッセージとともに、拍手の絵文字が数多く寄せられています。
カップに入る直前に自分の体を反らしたり、膝を曲げてボールに念を送ったりするアクションはゴルファーなら誰でもやってしまう“あるあるポーズ”。こうしたポーズが出るのは気分が乗っている時やスコアの良い時が多いようで、渋野選手が気分良くプレーしていたことが分かります。
通算14アンダーで優勝したジェニファー・カップチョ選手(米国)には4打及ばず、崩れてしまった3日目の結果がもう少し良かったら……という声もありますが、それはあくまで結果論。「3日間はいいゴルフができました」と、渋野選手は笑顔で振り返っています。「笑う門には福来る」でこれからの活躍を期待したいですね。
(Hint-Pot編集部)