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17歳の天才スケーターに衝撃 “完璧な”4回転半は公式戦でも間近? 「信じられない」
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羽生結弦選手が北京五輪で挑戦し、ダウングレードながらも公式戦での世界初認定を受けて話題になったクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)。公式戦での“完璧な”成功者が未だに現れていない唯一の4回転ジャンプです。その高い壁に挑んでいる1人が、米国の17歳、イリア・マリニン選手。今回の「Hint-Pot スポーツSNS調査隊」は、練習中にマリニン選手が見せたほぼ完璧なクワッドアクセルに注目しました。
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容易にやってのけたマリニン選手にコーチもひざまずく
羽生選手の悲願でもある、公式戦でのクワッドアクセル成功。昨年12月に行われた全日本フィギュアスケート選手権(さいたまスーパーアリーナ)では、史上初めて公式戦で挑むも両足で着氷したため、判定はダウングレードでした。そして、今年2月の北京五輪でも再挑戦。転倒して回転不足と判定されたものの、国際スケート連盟(ISU)公認大会では初めて認定されました。
公式戦でクワッドアクセルを完璧な着氷で成功させることは、現在のところ前人未到。この偉業を達成するのでは……という期待を集めているのがマリニン選手です。フィギュアスケート界に旋風を巻き起こしているマリニン選手は、4月の世界ジュニアフィギュアスケート選手権(エストニア・タリン)で優勝。4本の4回転ジャンプを成功させ、ジュニアでの世界最高得点を記録しました。
そんなマリニン選手は今月、米国フィギュアスケート協会のトレーニングキャンプに参加。同協会の公式ツイッターアカウントが、12日の練習中にマリニン選手が見せた完璧なクワッドアクセルの映像を投稿して話題になっています。美しい着氷を目にした人たちからは「すごい。もっと見るのが楽しみです」「信じられない」「よくやった! おめでとう」など、たくさんの驚きの声が寄せられました。
また、同日にはマリニン選手のコーチであるトム・ザカライセック氏もお茶目なツイートを投稿。マリニン選手に対してひざまずいている写真に、「今日、イリア・マリニンの軽々とした4A(クワッドアクセル)を目撃して爽快だった」とメッセージを添えました。
コーチもひれ伏すほどの才能にあふれた17歳。マリニン選手は世界初の公式戦成功者になるのか、世界から熱い視線が注がれています。
(Hint-Pot編集部)