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羽生結弦を“完コピ”した織田信成「血が人と違う」 ファンは「鳥肌立った」と感動

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

現役時代の織田信成さん【写真:Getty Images】
現役時代の織田信成さん【写真:Getty Images】

 いよいよ競技が始まった北京五輪。出場選手それぞれが自分の持てる力を発揮し、メダルを含めた好結果が期待されています。SNS投稿からこの機会に注目してほしい選手や競技などを紹介する「Hint-Pot スポーツSNS調査隊」は今回、そんな選手たちにエールを送ったフィギュアスケート元日本代表の織田信成さんにフォーカス。フィギュアスケート男子シングルに出場する羽生結弦選手(ANA)の代名詞ともいえるプログラムを“完コピ”した動画が反響を呼んでいます。

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羽生選手が5年前の平昌五輪フリーで使用したプログラム「SEIMEI」を完全再現

 今回、織田さんが挑戦したのは、羽生選手が2018年平昌大会で五輪2連覇を果たした際のフリープログラム「SEIMEI」。映画『陰陽師』(2001)の劇中曲を使ったもので、圧倒的な強さでグランプリ(GP)ファイナルを制した2015-16年シーズンでも披露されており、ファンの間では伝説的なプログラムともいわれています。

 織田さんは、過去にも浅田真央さんが2014年ソチ五輪で全世界に感動を与えたフリープログラム、ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」を滑り切った実績の持ち主。ファンからは「完コピしてみた」シリーズの第2弾として「SEIMEI」を滑ってほしいというリクエストが多く、自身のYouTubeチャンネル「織田信成の“滑るけどスベらない”チャンネル」でついに動画を公開しました。

 動画で「何か月も前から振り付けとかを練習してきた」と語った織田さん。さらに「羽生選手は全然違う、という声があると思うんですけど、ごもっともなので。挑戦企画として温かく見守ってもらえたら」と前置きをした上で演技を開始しました。

 さすがに羽生選手のように4回転ジャンプを何本も跳ぶことはできないため、4回転を3回転ジャンプに、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)をダブルアクセル(2回転半ジャンプ)に変更。それでも、現役を退いてから9年が経過しているとは思えない豊かな表現力とハイレベルのジャンプです。

「途中くらいまで、あれ、いけるんちゃうかな」と思ったそうですが、演技後半ではジャンプも抜けるシーンがあるなど明らかにきつそうな表情に変わりました。何とか最後まで滑り切ったものの、あまりのハードな内容に息も絶え絶え。「いやー、無理」と漏らし、羽生選手のすごさを解説し始めました

「滑ってみて分かったのが、羽生選手、マジで助走してないんだなって思った」とハイレベルの技術が詰め込まれたプログラムを実感。織田さんは自分なりにアレンジしないと滑れなかったことも告白した上で「やっぱ、すごい人なんだな。しかも平昌の時って怪我もあってそんな万全な状態でなかったのにこれを滑り切れるって、やっぱ血が人と違うよね」と独特の表現で改めて賛辞を贈っていました。

 この動画にファンからは「鳥肌立った」「織田さんのすごさも再認識した」「実演ありだと選手のすごさがより伝わる」と織田さんへの称賛の声が。さらに「普段のテレビ中継の時とは違うアングルがあって最高」「ジャンプの着地の時の音ってあんなに力強い音がしてるんだ」といった感想や「これを簡単に滑っているかのように見せる羽生選手がすごい」と羽生選手のレベルの高さを再認識するメッセージも寄せられました。

 動画の最後に「頑張ってきていてそれをみんな知っているから。今までやってきたことを出し切るっていうか。それだけで、結果は後からついてくると思うんで。『頑張れ』って、もう頑張ってるからあえて言わないけど、ありのままで全力を出し切ってほしい」とエールを送った織田さん。選手たちへの愛とリスペクトが詰まったメッセージにも多くの称賛の声が集まっています。

(Hint-Pot編集部)