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乳がんに“なりやすい人”とは? 右胸を全摘した38歳女性ライターが自身を振り返る

公開日:  /  更新日:

著者:島田 みゆ

なぜ私は乳がんになったのか?

「なぜ病気になったのか?」どんな病気にかかっても、きっと誰もが思うことでしょう。前述した乳がんのリスクが高くなる条件で私が当てはまることといえば、「出産経験がない」ことくらいでした。

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 血縁者で乳がんにかかった人はいない。お酒は飲むけれどほとんど人と会う時がメインで、家では週に2回あるかないか程度。生理も重くなく、周期も乱れずほぼ予定通り。PMS(月経前症候群)もない。ホルモンが何か……と言われても、やはりピンときません。

 乳がんに限らず、がんの原因としてよく挙げられるのが、食事の偏り(糖質の過剰摂取、トランス脂肪酸の過剰摂取)、ストレス、運動不足、生活リズムの乱れです。自分的にはそんなにストレスを感じて過ごしていたこともないし、性格もどちらかというと楽観的、好きなように寝て起きて……と過ごしていたので、やはり自覚はありませんでした。

 ただ、それでも乳がんになったということは、きっと何かしらの理由があるのでしょう。乳がんは、がんのタイプなどによりますがしこりが約1センチ強まで成長するのに約10年ともいわれます。そのため、この10年位の生活や変化の中で、自分なりに何とか理由を絞り出してみました。

○この10年を含む間に母、父が亡くなり、生活が大きく変わった
○ちょうど10年前位からたまにお酒を飲むようになり、外食が増えた
○さらにここ数年はより一層外食が増えた
○4年ほど前に会社勤めをやめてから、規則正しい生活ではなくなった
○添乗の仕事で海外を頻繁に行き来するようになり、時差で体内時計が大幅に狂っていた

 たとえ飲酒が週1回でも人によってはリスクが上がるといわれているので、お酒が要因なのかもしれないし、生活リズムが不規則だったからかもしれない。外食が増えて栄養が偏っていたのかもしれない。

 当然、未だにこれという原因は分かりません。しかし、少しでもリスクになるものは減らしたいと思い、今は食事に気をつけたり運動を意識したり、生活リズムを改善して過ごすようになりました。

 また、乳がんのリスクが高くなる条件を見て思ったのは、あくまでも確率論でしかないということ。私は条件にほとんど当てはまりません。でも、乳がんになりました。

 逆になりやすい条件に当てはまっていても、生活に気をつけていなくても、乳がんにならない人がいます。体質も十人十色、千差万別。みんなが平気だから私も平気……とは限りません。

 罹患率でいわれる9人に1人のうち、8人になる可能性の方が高いけれど、その中の1人になることもある。難しいことではあるけれど、自分の体は自分で守ってあげるしかないのだと思います。

(島田 みゆ)

島田 みゆ(しまだ・みゆ)

1983年生まれ。社会人教育関係の会社で企画編集として11年勤めたのち、旅や食分野のライター、ヨガ講師、海外ツアーコンダクターの複業フリーランスに。コロナ禍で旅行の仕事が休業状態になり、好きな旅行ができないのであればと2022年からの海外生活を見据えていた矢先、38歳で乳がんが判明。3月に右胸全摘出手術を終え、現在も治療を続けながら、自身の経験を踏まえて多くの女性の心と体を健康に役立つ発信・活動をしたいと考えている。
ツイッター:@myuu_works
note:島田みゆ | 取材ライター×ヨガ講師×海外ツアコン