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子どもの障害は隠さない ダウン症児を育てる元スキー選手の考えに美馬アンナさんが共感
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俳優やタレントとして活動しながら、健常者と障害者をつなぐ活動をするため、知識と見聞を広めている美馬アンナさん。先天性形成不全のため右手首から先がない2歳半の愛息「ミニっち」との育児奮闘記や、プロ野球の千葉ロッテマリーンズで活躍する夫・美馬学投手との飾らない日常をSNSで発信しながら、1人でも多くの方が障害について考えるきっかけになることを願っています。
自身も学びを深めたいという美馬さんがさまざまなジャンルの方と障害について語る対談シリーズの8回目。今回のお相手は、元アルペンスキー日本代表の須貝未里さんです。北京五輪スキークロス日本代表の須貝龍選手を夫に持ち、ダウン症の長男レンくん(2歳)、先天性心疾患の次男コハクくん(3か月)の母でもある須貝さんも、家族のありのままの様子をSNSで発信しています。
共通の知人を通じ、互いのSNSをフォローし合っていたおふたりが初めて対面。ミニっちとレンくんも参加しながら対談はにぎやかに進みました。今回の前編では子どもに障害があると分かった時の心境、子育てする中での周囲との付き合い方などについて率直に語り合います。
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ダウン症の長男、心疾患の次男を持つ家族の様子を「すべて発信」
美馬アンナさん(以下アンナ):ようやくお会いできました! ずっとお話では伺っていて、インスタグラムも拝見していたのですが。
須貝未里さん(以下未里):私もいつかお会いしたいと思っていましたが、なかなかタイミングが合わなくて。
アンナ:うれしいです! いつもインスタを拝見しているので、レンくんの笑顔、未里さんの子どもを思う気持ち、2人目を妊娠中の思いなどに触れ、通じるものを感じていました。障害の種類は違えど、いろいろお話ができるんじゃないかと楽しみにしていました。
未里:私もインスタを拝見していて、きっといろいろな思いを共有できるんじゃないかと感じていました。
司会:おふたりはSNSでありのままの姿を発信するという共通点をお持ちですね。
未里:ダウン症の子どもを持つ親がどんな気持ちで向き合っているかを少しでも多くの方に知ってもらいたいと思い、発信しています。もちろん出産当初はショックでしたし、どうしようと思うこともありました。でも、つらいことや困ることだけではなく、ハッピーなこともあるので、すべて発信できたらと思っています。
アンナ:私も障害のこと、障害がある子どもとその家族のことを多くの方に知っていただきたいと思い、発信しています。ハッピーなことも、きれいごとではないことも、いろいろありますよね。
未里:あります、あります。
アンナ:未里さんのインスタを拝見し始めてから、街でダウン症のお子さんがいるご家族に気付くようになりました。「あ、レンくんと同じだ」って。息子を出産してから手や足のない方に気付くようになったのと同じで、不思議だなと思います。
未里:そうやって心に留めていただけるとうれしいです。